流山、そして世界の子どもの日。子どもが子どもであれることの大切さ。

子ども・子育て支援
6 Children from all over the world drawing a world map on the street. EPS 10 vector illustration with transparent cast shadows (on separate layer) of the children on the street.

流山在住のイラストレーター、sandyさんの日めくりカレンダーを毎日楽しんでいる。今日は「世界こどもの日」なのだそうだ。

「世界の子ども」というと、どうしてもガザの子どもたち、ウクライナの子どもたちが思い浮かぶ。日々、爆撃音と振動による恐怖に怯え、家族を奪われ、心身ともに回復できないほど傷つけられ、命まで奪われる子どもたち。今もって、大人たちは停戦すら実現できない。本当に申し訳なく思う。外国のニュースを聞いていると、取材中に着弾した爆弾の音がする。あんな音の中で、恐怖の中で、ガザやウクライナの子どもたち、人たちが生きていると思うと、本当に忍びない。世界の子どもたちが、飢えることなく食べ、遊び、学び、苦しむことのない世界になれないものか。

一方、日本の子どもたち。不登校は約34万人。ここのところ、流山市立子育て支援センター附属幼稚園廃園問題を検討する中で、就学前教育のことなど、つらつら考えている。今の子どもたちは、小学校に入る前から、いくつも塾に行ったりして、体が疲れていないかな?と心配。もちろん、いろんなことをこなせる体力がある子もいるでしょう。でも、そんな子ばかりではない。附属幼稚園を見学して、子どもたちが、ゆったりと生活している姿がとても大切だと思えた。うちの子も、子どもがやりたいことがあれば、時間を断ち切ることなくやらせてくれるような保育園で育った。本当に感謝している。

小学校に入ったら、時間割通りの生活をしなければならなくなる。せめて、小学校に入るまでは、時間を気にせず、自分が好きなことを思う存分、自由に楽しんでほしい。しっかり体を動かして遊び、食べ、よく寝る。友だちとケンカしたり、仲直りしたり、力を合わせたり。そして、ぼーっとしたり、雲を眺めたり、アリを追いかけたり、泥玉つくったり、好奇心全開にして!今の日本では、そんな子どもの時間が、なかなかない貴重なものになっている気がする。

流山、日本、そして世界の子どもたちが、子どものまま、それぞれの子ども時代を心から楽しめる環境を守れる社会でなくては。そんなことを「世界こどもの日」に思う。

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