流山おおたかの森駅周辺整備事業説明会に参加 その4・最後に。

まちづくり

流山おおたかの森駅前センター地区道路整備事業の説明会にて説明を聞いた上で、考えたことをまとめてみたい。すでにブログで指摘したことと重なるが、ご勘弁願いたい。

◯公平性に欠ける:

私は、自転車でかなりの距離を移動するので、流山市内の道路の酷さをよく知っている。だから、前回市長選挙の際も、「流山市内の道路の改善」を訴えた。

ここ数年で、改良された道路があることは承知している。しかし、それでもなお、流山市内には、穴が空いたり、隆起したり、ボコボコな道路がかなりある。以前、ブログでもお伝えしたが、車椅子利用者が、時に危険を感じるほどだ。まだまだ道路整備が十分ではない。

また道路以外にも、もっと優先順位が高い課題があるのではないか。にもかかわらず、現在でも十分に利用できる道路に、6億4404万円を投入して「再投資」することは、公平性に欠けており、実施すべきではないと考える。

だからこそ、市民がこの道路を「井崎ロード」と揶揄するのだ。

◯業者等への配慮が優先され、最も大切な歩行者の安全性・利便性が担保されていない:

計画は、まだ十分に練れていないという印象だ。

「その2」でお伝えしたように、「ウォーカブル」と言って歩行者の回遊性向上を謳いながら、歩行者にとって不便極まりない動線になっている。これは受け入れられない。

私は、この道路への「再投資」は必要ないと思っているが、それでも進めるなら、流山市は、少なくとも説明会参加者の指摘に誠実に向き合い、市民が納得する計画へと変更してほしい。

車両一方通行の設定も中途半端だ。参加者から指摘されたように、「No.3交差点まで車両一方通行にする」または「今回の1工区と2工区を合わせた道路を歩行者天国にする(車両侵入禁止)」といった計画の方が、安全性も、回遊性も向上し、歩く人たちのための道路になるのではないか。業者への利便性か?歩行者への利便性か?が問われている。

加えて、車道をスラローム化することによって視認性が悪くなり、危険性が増しているのだから、車道をスラローム化させる必要はないだろう。

高架下の空間は利用すればいいと思うが、2工区は住宅が道路に面している地域だ。歩道にテーブルを広げ、騒音もするマルシェを開く必要があるのか?税金を使って「再投資」・改変する前に、もっと周辺住民の声を聞いてはどうか。

江戸川台駅東口の再開発でも、流山市は、やたら「マルシェ」「マルシェ」と言っている。これは何なんだろう?その割に、歩行者の動線、事業者の検討(東神開発?)など、マルシェの全体像が見えない。業者任せにするのではなく、流山市こそがきちんと安全性、採算性、何よりも住民生活への影響をチェックして計画を描ききれなければ、税金を投入すべきではない。

◯計画性がなく場当たり的な開発で、費用対効果がみられない:

そもそも、1工区部分は、FLAPSの裏口。そのような開発をすれば、この通りに人通りが少なくなることは、わかったことだろう。おおたかの森駅周辺の開発の際に、どうしてもっと全体像をしっかりと検討できなかったのか。

流山市は、キッコーマンアリーナ、南流山児童センター、南流山中学校、いくつかの小学校建設などをみても、場当たり的な対応ばかりだから、一つ一つのやることが、規模も含めて中途半端。その結果、その「改修」「増築」に相当な予算をかけている。もっと、庁内議論をしっかりと行い、一部の市民参加ではなく、今回の説明会のように、もっと広く市民からの意見をもらって計画を練るべきだ。市民への説明や市民参加が、ガス抜きやアリバイ作りになってはいけない。練りが足りない。

いつも1工区付近に行った時には、利用状況を確認するようにしているが、1工区完成後に人が増えた感じはしない(もちろん、主観的感想)。3億7804万円をかけた効果が見られない。「工事のための工事」になっていないか?それは何のため?誰のため?の工事なのか。

◯歩行者フレンドリーではない:

1工区の交番裏近くに、コンクリート製の階段が設置された。ところが、階段一つ一つの高さが高いからか、のぼりにくい!って、私だけ?「世の中は高齢化社会なんですけど〜」と言いたい。

バリアフリーは?ウォーカブルと言いながら、全く歩行者フレンドリーではない。歩行者とは、元気に歩く人だけではない。車椅子で歩く人、ベビーカーと歩く人、歩行器で歩く人。そういう様々な人たちの存在が置いてけぼりにされているような形状の階段一つとっても、歩行者フレンドリーではない。

現在、おおたかの森地区には若い世代の住民が多いかもしれないが、あと10年、20年経てばきっと、「この階段高い〜登りにくい〜」って、私みたいなこと言ってますから(笑)。「住み続ける流山」でありたいなら、もっとユニバーサル・デザインを徹底すべきではないか。

今回も長々と、失礼しました。

最後に、次の説明会について。

最初、流山市は、今回の説明会で指摘されたことへの対応は、「市のHPで公開する」との回答だったが、その後「No.4交差点について、警察はかなりネガティブな回答だった訳で、交渉の結果が、もし現状のままなら、歩行者にとっては大問題で対策が必要になる。もう一度説明会を開いたらどうか?」と提案したところ、「再度説明会を開きたい。」との回答を得た。大切だと思う。

「ウォーカブルな道路」という言葉だけが踊るのではなく、安心感をもって市民に利用してもらうためには、丁寧な説明を重ねるとともに、利用者・納税者が納得する計画でなくてはならない。

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