流山で、夏の夜に、ヘイケホタルに会ってきた。2025.07.22公開

まちづくり

7月21日(月・祝)、以前から待ちに待っていた、ふるまぎ里山ミュージアムを実現させる会主催「夏の夜のふるまぎ観察会」に家族で参加してきた。集合は17時。暗い道を歩くのも、なかなかスリリング。たくさんの人が一緒なので怖くない。

ふるまぎ里山ミュージアムを実現させる会のスタッフの皆さんが、事前に下見をしてくださったおかげで、安全に、いろいろなものを見ることができた。子どもたちもよく歩いた!

まず、イエコウモリ。実は、南流山のあたりにも飛んでいる。新しい街には飛んでいないらしい。スタッフの方は、超音波を可聴音域に変換する機械で、イエコウモリの「会話」を聞かせてくれた。感動!いるいる。

次に続く道で感動したのは、カラスウリの花。初めて見た。なんと素敵な姿!連れ合いの話によると、カラスウリの実を見たことがあるらしい(笑)。「なんで覚えてないの!」と怒られる(笑)。

蜘蛛の巣ではありませんよ。これがカラスウリの花。綺麗〜!

子どもたちは、道すがら、オス・メスのカブトムシに遭遇。大はしゃぎだった。

帰り道では、連れ合いが、葉に止まって眠っている蝶を発見!たくさんの人がたくさんの眼で見ると、さまざまな発見があって、それを共有できるのも楽しい。

そして、ヘイケホタルとの遭遇!

ヘイケホタルは、ゲンジボタルとは違って、それほど清流を必要としないのだとか。しかし、ホタルに出会うなど、幼い頃以来。人工的で強い光に慣れている者にとって、本当に優しくて、小さい光は、とても感動的。ホタルが生きている!と一生懸命伝えている気がする。時々オスが飛んでいる。まさに、あわれ。清少納言になったような気持ち(それって?笑)。

数人の人の手に、ヘイケホタルが止まったり。持っていた光を消して、皆が感動していると、より多くのヘイケホタルが光を放ってくれた。本当に感動的で、素敵な夜だった。

スタッフの方も感動して、「日頃の行いが良かったんだわ〜。」と冗談を言ってらっしゃったが、その通り!スタッフの皆さんが、この美しい風景を市民の皆さんに見てほしい!この地を守りたい!という熱意が伝わったとしか思えない。美しい夏の姿だった。

流山ホタル野の高橋さんの話によると、ホタルは20時がピーク。その後、眠るのだそう! ほう。ホタルも眠るんですね。というわけで、私たちもしばし、美しい光を楽しんだ後、退散した。

うちの高2は、保育園の頃、夏のお泊まり会の時には、必ず、ボランティアのOBのお父さん、お母さんたち、保育士たちが新川耕地に連れて行ってくださって、ホタルを楽しんでいた。ところが、物流センターができて、新川のホタルはいなくなってしまったそうだ。寂しいことだ。

前述・高橋さんは、日本橋から30km圏でホタルが見られるのは流山くらいなんじゃないか、とのこと。流山は、このような場所を当たり前のものとして守れなくなっている。物流センターでホタルを全滅させた流山市は、数ヶ所残るホタルの生息地を意図的に守る必要がある。

流山市の施策にしっかりと位置づけて、流山市に残された貴重は自然を守り、未来へと繋げ、この風景、ホタルだけでなく、サシバ、キジ、アカガエルなどなど、今、流山に生息する動物、植物、自然との共存を進めていきたい。みんなで力を合わせましょうよ!

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