質問への回答の中で、印象に残ったのは、
子どもの話を最後まで聞くということ。
親は「自分が聞きたいこと」ばかりを聞いている。一方で、子どもが言いたいことを話すとき、親は忙しすぎてきちんと聞いていない。自分が聞きたいと思っている話ではないことを聞くのは、かなりの苦痛だという。わかる気がする。しかし「子どもの話を最後まで聞く」ということが大切という指摘があった。
私も大反省。よく我が家では
「ママ、聞いてる?聞いてないでしょ。」「聞いてません!」「ちゃんと聞いてください!」「はいっ!」
お笑いのような会話がよくある。私もきちんと子どもの話を聞いていない証拠。ただ、ちゃんと子どもが指摘してくれるので、私は何とか子どもの話を聞けているのかもしれない。心したい。
もう一つは、就学前の子どもの育ち。「遊ぶ」ことの大切さ。「遊ぶ」ことから、人間関係をつくっていく、人との関わりを身につけていくことの大切さだ。私は、この点の大切さを非常に重要だと思っている。流山市内の就学前教育において、遊びの大切さ、その中で人との関わりについて経験すること、それができる環境の確保をしっかりと実現したい。
また、先生によって傷つく子どもたちも多いと聞く。先生自身が多様性の中で成長していないために、多様な子どもを受け入れられないということもあるのではないかという指摘もあった。
今は、教職免許をとるために、福祉施設などでの短期間ではあるけれども実習が必要ということだ。私自身は、政策秘書として、様々な障害をもつ、素晴らしい人たちとの出会いがあったし、社会福祉士の資格取得のために2度にわたる実習でも、障害をもちながら、素晴らしい能力をもった人たちと一緒に働き、共に過ごした経験から、人に対してさまざまな偏見をもって接することの愚かさを実感した。そういった「経験」を積むことはとても大切だと思う。
また、自分が暮らす社会をそのまま縮図にした形での学校という環境の中、つまり本当に多様な人たちがいる環境の中で成長することの大切さに、もっと行政や学校が意識的になり、その環境を整えていくこと大切だと思っている。
最後に、学校復帰については、
1)1日フルに学校に行くことにこだわらない。
2)給食だけ、この科目だけ、でもいい。
3)もしダメでも、次の学年から、また始めればいい。
子ども本人の自己決定を大切にすることが大切だ、とのことだった。
いろんな人と関わることによって、自分を取り戻す場が必要。だから、いろんな場所を訪ねてほしい、とのことだった。そして、行政としては、そのような子どもたちが自分を取り戻すための場をしっかりと支えていくことが大切だと思う。
コメント