昨日の当ブログで、流山ツーリストデザイン(NTD)の債務の大きさ、それについての市民(議会)への報告・説明がないこと、説明がないままに、流山市から流山白みりんミュージアムの指定管理料3430万円を含む1億1870万円の予算が投入されていること。また4000万円以上あったはずの債務がなくなっている、0円!?ことの不思議について、書いた。
NTDが債務を抱えた理由は、寺田屋カフェから出た赤字だと言われている。しかし、本当にそれだけなのか?
例えば、電動キックボード事業。
南流山駅前、平和台駅前、おおたかの森の公園などに電動キックボードがたくさん並んで置いてあるのを皆さんもご存知でしょう。しかし、それを利用している姿、私の場合は3回しか見たことがない。
私の周りの人たちに聞いても、電動キックボード事業が軌道に乗っていると考える人は一人もいなかった。必要だと思っている人にも出会ったことがない。現在の私は、一流山市民でしかなく、電動キックボードの利用状況についての情報を得ることはできないため、私の印象で語るしかないことをご容赦願いたい。
しかしながら、一時は、約9000万円、そして、4000万円以上の債務を抱える組織が、このような採算の取れない事業をそのままに存続しているということ、そのものが、危機意識の低さ、税金で補填されるとでも思っているかのような経営感覚の甘さを感じて仕方がない。
私自身が電動キックボードを乗らないのは、まずは「慣れないものに乗ることが怖い」ということがある。加えて、2023年の流山市長選挙の公開討論でもお話し、選挙戦でも訴えた通り、いつも自転車で流山市内を走り回っている者として、流山市内の道路のコンディションがあまりにも悪いからだ。
何でこんなところに?というような場所に穴があったり、路面に亀裂が入っているところも少なくない。路面がうねっていたり、危なくてしょうがない。選挙戦の最中も、私が市内道路について話していると、ある赤ちゃんを連れた女性が家から出てきてくれて、「駅までの道があまりにもガタガタするから、怖くて赤ちゃんをベビーカーに乗せることを避けている。」とまで言われた。初めて、お話しする方。そもそも、電動キックボードを導入する環境すら整っていなかったというのが現状ではないか?加えて、電動キックボードを使っての利用者の動線も十分に検討されていないように思う。
電動キックボードは、2023年の道路交通法改正による規制緩和により、免許をもっていなくても利用できる。一方で、全国で1年間に交通違反が2万件以上にも達している。流山市内で、このような交通違反の事例を目にすることはないが、それは、そもそも乗っている人を見かけないからでもある。
6月議会における流山市長からの一般報告では、シェアサイクル導入を検討しているとのことだ。賛成だ!しかし、シェアサイクルを導入するなら、松戸市や柏市がすでに実施している「ハロー・サイクル」に流山市も参加し、この地域のどこにでもシェアサイクルで移動し、移動して来てもらえるような環境を選択すべきだろう。
またシェア・サイクルを導入するのであれば、電動キックボードはいらない!この事業を清算すべきだと思う。こういった一つ一つの事業についても、本来なら情報が開示されて然るべき。それができておらず、市民が評価できない状態にあることそのものが問題だと思う。
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