今朝起きて、何よりも早くチェックしたのは
「ウクライナは署名したか?」。
私は、鉱物資源に関する協定に署名すべきではないと思っていたので、安堵した。
しかし、ホワイトハウスでのトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談の様子を見て、愕然とした。
確かに、アメリカとウクライナの大統領。
国力としては、アメリカの方が、はるかに大きな経済と人と広さをもっていることだろう。
しかし、だからと言って、ウクライナに対して、ここまで失礼な態度と発言を行なっていいものか。
以前ブログでも書いたが、もう一度いいいたい。
私たちは、これから4年間、アメリカという同盟国を失うのだ。
中ソ関係に楔を打つためだという論調もある。
それはありうるだろう。
しかし、それでも世界のメディアの前で、これだけ失礼な態度を取る必要があるのか。
他国の大統領とはいえ、他国の副大統領とはいえ、政治家という前に、人として恥ずかしすぎる。
ロシアがウクライナを侵略した。
国際刑事裁判所は、プーチン大統領に逮捕状を発している。
戦時大統領として、侵略されたウクライナという国を国民と共に、国民が血を流しながら、必死で守っているというのに、アメリカ大統領とアメリカ副大統領のトンチンカンで、失礼な態度は何か。
世界は、金勘定だけで生きているのではない。
人は、金勘定だけで生きているのではない。
人は、時に、家族や仲間や自由や民主主義や正義や人権、お金では買えないもののために、命を賭すことがある。
そのことがわからない人間が、政治を司った時、お金では決して買えないけれども、人が生きる上で、大切なものが、いとも簡単に壊されてしまう。
私たちは、そんな時代に生きているのだと思う。
何度でも、言いたい。
アメリカは、今後4年間、我が国をはじめ、西側諸国の同盟国ではない。
そのことを肝に銘じて、頭を切り替えて、我が国、西側諸国が失うものを最小限に食い止めることが必要だ。あらためて、アメリカ以外のG6、EU、イギリス、オーストラリア、アジア・アフリカ諸国、北欧諸国(重なりはありますが)との関係をしっかりと確実なものにしていくことが必要だろう。
アメリカからの独立は、各国に難題をもたらすだろうが、決して悪いことばかりではないはずだ。
コメント