流山市からホワイトハウスでの出来事を考える。2025.3.2

国際政治

今朝起きて、何よりも早くチェックしたのは

「ウクライナは署名したか?」。

私は、鉱物資源に関する協定に署名すべきではないと思っていたので、安堵した。

しかし、ホワイトハウスでのトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談の様子を見て、愕然とした。

確かに、アメリカとウクライナの大統領。

国力としては、アメリカの方が、はるかに大きな経済と人と広さをもっていることだろう。

しかし、だからと言って、ウクライナに対して、ここまで失礼な態度と発言を行なっていいものか。

以前ブログでも書いたが、もう一度いいいたい。

私たちは、これから4年間、アメリカという同盟国を失うのだ。

中ソ関係に楔を打つためだという論調もある。

それはありうるだろう。

しかし、それでも世界のメディアの前で、これだけ失礼な態度を取る必要があるのか。

他国の大統領とはいえ、他国の副大統領とはいえ、政治家という前に、人として恥ずかしすぎる。

ロシアがウクライナを侵略した。

国際刑事裁判所は、プーチン大統領に逮捕状を発している。

戦時大統領として、侵略されたウクライナという国を国民と共に、国民が血を流しながら、必死で守っているというのに、アメリカ大統領とアメリカ副大統領のトンチンカンで、失礼な態度は何か。

世界は、金勘定だけで生きているのではない。

人は、金勘定だけで生きているのではない。

人は、時に、家族や仲間や自由や民主主義や正義や人権、お金では買えないもののために、命を賭すことがある。

そのことがわからない人間が、政治を司った時、お金では決して買えないけれども、人が生きる上で、大切なものが、いとも簡単に壊されてしまう。

私たちは、そんな時代に生きているのだと思う。

何度でも、言いたい。

アメリカは、今後4年間、我が国をはじめ、西側諸国の同盟国ではない。

そのことを肝に銘じて、頭を切り替えて、我が国、西側諸国が失うものを最小限に食い止めることが必要だ。あらためて、アメリカ以外のG6、EU、イギリス、オーストラリア、アジア・アフリカ諸国、北欧諸国(重なりはありますが)との関係をしっかりと確実なものにしていくことが必要だろう。

アメリカからの独立は、各国に難題をもたらすだろうが、決して悪いことばかりではないはずだ。

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