流山市から本物のインクルージョンを!

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12月3日から障害者週間。
Xで拝見しているエナガさんのポストを紹介したい。

エナガ

この写真の子は 53年前に産まれました。
 この子は産まれてすぐ 「この子にいい施設があります」 と産婦人科から 「乳児院 養護施設の案内」を渡され こんな障害がある子は 育てるのが困難で苦労するから と伝えられました。
その後、すぐに大学病院で手術をする ことになり、生後数日で転院しました。 手術の担当はアメリカでたくさん 学んできた若い整形外科医でした。
その担当医は乳児院の案内を渡された 若い夫婦にこう手紙に書いて渡しました。 「養護施設の案内は捨てなさい。 いつか必ず日本にも 障害児が産まれてきても安心して 育てられる日が来るはずです。 日本は半世紀遅れている。 この子を甘やかさず、 けれど深く愛してください。 ただでさえ世間はこの子を 可哀想な子だと見るでしょう。 せめて親だけは あなたは可哀想な子ではない。 あはたはかわいい子だと 伝え続けて、隠さず隠れず 堂々と育ててあげてください。」
今、日本は障害児で産まれても すぐ乳児院のパンフレットを 差し出すような事はなくなりました。 その代わり、産まれる前に 検査をしたり、いろいろな選択が できるようになりました。 複雑な世の中がゆえに 生きているうちに様々な可能性から 様々な障害を持つようにもなりました。
当事者よりも 当事者以外の方々の意識に 働きかけてもらえる そんな週間でありますように。 当事者は 自分たちの命の尊厳を 誇れるような そんな週間でありますように。 この写真の子は、このあと幸せと 苦労が交互に押し寄せながら 様々な経験をしながら 幸せなエナガになりました。
このようなドクターがいたこと、そのドクターにエナガさんが会えたこと、
本当によかった。
エナガさんはXを通してしか知らないけれど、
ご両親が「この子を甘やかさず、 けれど深く愛してください。」
という言葉をきっちり実行し、育て、今のエナガさんがいるような気がする。
障害というものを恐れることはない。
相模原事件の裁判で、ある被害者の母の発言。
「苦労と不幸は違うんです。」
この言葉は真実だと思う。
障害があろうとなかろうと、大切なのは、どう生きるか。
その人生で、偏見や差別、阻むものがあってはならない。
流山市から、本物のインクルージョンを!

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