流山市の学校給食費値上げについて。

子ども・子育て支援
6 Children from all over the world drawing a world map on the street. EPS 10 vector illustration with transparent cast shadows (on separate layer) of the children on the street.

先日の流山市タウンミーティングで話題になっていた「学校給食費値上げ」問題。

小学校で、月額4300円が5150円に。

中学校で、月額5100円が6150円に。

約20%増、月額約1000円程度の値上げとなるようだ。

この値上げ、このご時世、一見しかたないと言えなくもない。しかし待ってほしい!流山市はこれまで、給食費については補正予算を組んで支援してきた。しかし、今回の学校給食費値上げは、市が学校給食費の支援を打ち切るということ。なぜなら、今回の給食費の値上げは、市が補正予算で支援してプラスした以上の給食費になるから。ということは、今回の大幅な値上げ額は、市が補助を「しない」という判断によって引き起こされた額だということを知っておく必要がある。

<これまでの給食費>

小学校:保護者負担260円+市の補助18円=278円

中学校:保護者負担308円+しの補助18円=326円

<2025年4月以降>

小学校:保護者負担310円

中学校:保護者負担370円

その理由は、タウンミーティングで市長から説明にあったとおり、この間新設小学校1校、改築小学校1校、改築中学校1校などで教育予算がかかっているためだ。ゆっくりとバランスのとれた人口増加ではなく、無節操な人口増加が、市民への負担増を招いていると言えるだろう。

すべての値段が上がっている。そんな中で、学校給食費の値上げまで・・・となると、やはり家計には厳しい!だからこそ、補正予算で一定程度は市が負担し、それでも足りない分を保護者負担でお願いするべきだろう。しかし繰り返すが、今回の値上げは、市の支援がなくなるということ。これまで補正予算で市が支援していた分も含めて保護者が負担をするということ。それが約20%の給食費値上げの実情なのだ。

東京都では、23区内で学校給食完全無償化が実施されているので、流山市議会にも市民団体から学校給食費無償化を求める請願が提出されている。しかし財政的な問題から、千葉県では学校給食費の完全無償化は実現できていない。そう考えると、高校授業料や給食費無償化など、日本国内で格差ができていると言える。これを是正するには、国の関与が必要だろう。

うちの高1は、給食が大好きだった。「今日は、ご飯大盛りだったぜ!」「今日はジャンケンで勝って2個目をもらった!」って、なんだか家で食べさせてないみたいじゃないか!?(家でも朝からちゃんと食べてます・・・笑。)鰭ケ崎小学校→南流山中学校。どちらの学校も給食が美味しい!本当にラッキーだった。今年から高校生。学校給食がなくなり、昼食の準備をしなくてはならない。そうなると、この4月から食費の負担がグッと上がったのを実感。改めて学校給食の有難さを感じている。

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