Xでのご意見:ご丁寧にありがとうございます。私は行政にも経営感覚やコスト意識が必要だと思います。上田さんが仰るように、財政的支援等をすれば私学園で障がいがある子や特別な支援を必要とする子が受け入れられるのであれば、経営感覚が希薄な公立園よりも、経営感覚を持つ私学園にお願いしたいです。
障がいがあったり特別な支援を要する子ども達が過ごしやすい環境は、その他の子ども達にとっても素晴らしい環境だと思いますので、公立園ではなく私立園でぜひそれを実践していただき、一人でも多くの子ども達に多様性を肌で感じてほしいです。処遇改善がされているとはいえ公務員の給料は高いです
もちろん公務員の方々も一生懸命がんばっていらっしゃるのだと思いますが、いくら個人で頑張っていても、それらが公の組織としての成果につながっていないのであれば、公務員と比較して必ずしも高くないお給料で必死に頑張っている民間の方々を応援したいです。
私のような一市民にご丁寧な対応をいただき本当にありがとうございました。市議会議員さんにも聞いてみたいと思いました。上田さんは私とは立場が異なりそうですが、信念をお持ちだということがわかりました。寒くなってきましたので、くれぐれもご自愛ください。
上田恵子からの返信:私も、公立も私立も経営感覚やコスト意識が必要だと思っています。
しかし、経営努力だけですむならなぜ、これまで障害をもつお子さんや集団行動が苦手なお子さんの場が確保できなかったのか。なぜ、私立幼稚園は行政からの補助を求めるのか。経営努力だけでやれるなら、行政からの補助なしに、私立幼稚園は、これまで入園を断ってきたお子さんを受け入れるべきです。そのように、私立幼稚園の経営者や園長に、ぜひお話しいただきたいです
安全基準、指導要綱など、幼稚園の現場は大変です。その中で、他のお子さんと比べてケアが必要なお子さんに対応するためには、先生の数、質、経験、子どもに対するマインドが必要です。経営努力だけでは対応できないというのが、現場の切実な意見だと私は思います。だからこそ、公立が必要なのです。経営努力をしない結果ではなく、どうしても経営努力だけでは足りないからこそ公立が役割を果たすべきと思います。
また、私立幼稚園だからといって経営感覚が優れているわけではありません。ご存知かもしれませんが、流山市内の幼稚園で、不適切な支出などが問題になって、千葉県からの指導を受けたり、裁判になった園もありました。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kosodate/press/2020/kankokukouhyou.html
国も、流山市も、インクルーシブ教育については、十分な理解と感覚がありません。これは、市長と教育長の勉強不足であり、その責任です。
流山市は「民ができることは民に」という市長の方針のもと、公立幼稚園、保育園等の廃止を審議会が答申し、その方向で進んできました。そのため、公立について、存続している限りはきちんと努力することをしてこなかった。例えば、私立幼稚園の募集が終わってから、公立幼稚園の募集を行ってきました。指摘を受けて、今年初めて、私立とともに募集が行われました。これはフェアなやり方ではないです。また、廃園を打ち出しての募集ですから、これもフェアではありません。このような、アンフェアなやり方の結果をもって、判断はできません。
流山市が指摘する通り、流山市内では、さまざまな要因から保育園への需要が高く、幼稚園の需要が減っています。市内幼稚園の定員充足率は約72%。
先日の市長とのオープンミーティングで提案し、断られましたが(笑)、隣にある公立保育園とともに、「公立幼保連携型こども園」に移行するのが良いというのが私の考えです。
考え方は違っていいのです。
いい議論ができてよかったです。
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