7月9日(水)流山市議会本会議が開催。議案等の処理がなされ、6月議会は閉会した。上田が提出した「困難な問題問題を抱える女性に対する支援の充実を求める陳情書」については、これまで本ブログで述べてきたので、詳細は避ける。
本会議では、
採択すべしとの立場からの討論:阿部議員、矢口議員
不採択すべしとの立場からの討論:小沢議員
がなされた。
最終的な採択では、
採択12名:
矢口議員、うた議員、鈴木議員、西尾議員、高橋議員、乾議員、小田切議員、海老原議員、中川議員、楠山議員、阿部議員、植田議員(順位不同)
不採択15名:
川本議員、清水議員、小沢議員、坂巻議員、野村議員、戸辺議員、近藤議員、岡議員、渡辺議員、桑畑議員、藤井議員、中村議員、森田議員、笠原議員、青野議員(順位不同)
今回の陳情については、全く議員への説明をしないで、推移を見守った。にも関わらず、これだけの議員が、流山市の取り組みの現状を判断し、陳情内容を前へと推し進めるべく、採択に賛成していただいたことに感謝したい。
残念ながら不採択となったが、「人生を立て直したい」と願う女性たちの拠り所となる法律である。これを市民のもっとも近い自治体こそが、しっかりと活用し、役立てていただきたい。
流山市は、2023年5月27日、流山市男女共同参画室主催、企画運営NPO法人パートナーシップながれやまとして、堂本暁子(前千葉県知事)、戒能民江(お茶の水女子大学名誉教授)を迎えたシンポジウムを開催。困難女性支援法について学び、自治体が動くことへの期待を話していただいたはずだ。井崎市長も参加されていたし、私も参加させていただいた。大変、勉強になる会だった。
私は、政策秘書だった頃、全国シェルターネットの設立前から、何度となく省庁交渉をセットし、女性たちを保護するシェルターの運営を担ってきた皆さんや戒能先生らと省庁交渉し、その活動を支えてきた。シェルターを運営するみなさんの大変な苦労、日々の努力を誰よりも知っている。戒能先生は、学究だけでなく、シェルターの皆さんと共に、省庁交渉の前面に立って動いてこられた。その功績は大きい。シンポジウムでの指摘をもう一度思い起こし、流山市政に反映してほしい。
戒能先生の「貧困や暴力被害など困難な状況にある女性は、自ら助けを求めることも難しい。自ら声を届けられない女性が罰ではなく支援を受けられるようにつくった女性支援新法です。」という言葉を思い出したい。
流山市が、私たちのもっとも身近な信頼できる、頼りになる自治体として、さらに進化すべく見守り、これからも言うべきはしっかりと言っていきたいと思う。
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