流山市都市計画審議会を傍聴。

飛地山

1月29日、飛地山の地区計画変更が審議された流山市都市計画審議会を傍聴。

半数の委員は一度も発言なし(もちろん日当は払われる)。

流山市の審議会って、一度も発言しない委員、多くないですか?

審議会というものの存在価値に疑問を覚える会議だった。

今回の審議のポイントは

◯飛地山の所有者は建設内容が変わっているが、本当に事業実施の意思があるのか。

→事業主体ではない者が計画変更を申し出ることはできないはず。

◯飛地山が商業用地であることは適切か?

→流山市内で商業地域は、南流山駅前、おおたかの森駅前そして飛地山。えええっ・・・違和感ありませんか?

◯周辺がすべて第一種住居地域。飛地山も以前は第一種住居地域なのに第一種住居地域に戻さないのはなぜか?

→市は、都市計画でここは商業地域になるのが妥当だと説明するが、駅前でも、ここを行き来する人の数はかなり少なく、周辺を鑑みれば、商業地域に適さないと考えるのが自然。もともとも第一種住居地域。流山市の条例では、約1.7haしかないこの飛地山は、本来、単体では商業地域にできない土地である。

また3年前の審議会で、「流山小学校の児童数が多く、住宅の建設は適さない」と言っていたのに、今ではピークアウトするからマンション建設は可能と言っている。しかし、現在の39教室使用そのものが、本来の流山小学校のキャパシティを超えていることなど全く無視されている。

◯高さ制限が30mは妥当か?

一体として商業用地となっている流山本町は、20mの高さ制限があるのに、飛地山は流山本町より高台にあるにもかかわらず、30mという高さ制限を許容するのは、決して妥当と思えない。また流山市の観光資源である流山本町の江戸の風情は完全に壊される。

委員からは、「審議会は法が遵守されているならば、それを了承するのが役割」といった発言もあり、なるほど、その程度の委員、つまり行政の意のままになる委員が選ばれているのが流山市政のレベルだと実感した。

そこに住まう流山市民の思いを検討もしない。

疑問に対する答えが示されなくても気にもせず、形だけで判断する。

そんな委員でいいのか?

そんな審議会でいいのか?

ガバナンスは全く効いていない。

これが流山市政のレベルだということを痛感する。

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