流山でも「違う」から学ぶ楽しさを経験してほしい!8月31日発信

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6 Children from all over the world drawing a world map on the street. EPS 10 vector illustration with transparent cast shadows (on separate layer) of the children on the street.

皆さんは、外国に暮らす子どもたちが、現地の学校の夏休みを利用して、日本の学校に転入して学ぶケースがあることをご存知だろうか?

高2になる息子が通った鰭ヶ崎小学校でも、当時、息子の学年に2名のお子さんが、日本の夏休み直前の1ヶ月程度を一緒に学んでいた。

母親が日本人の場合、子どもたちがカルチャー・ショックを受けることは少ないような気がするが、母親が外国人の場合、子どもも、親も、カルチャー・ショックやストレスが多い印象がある。

Mちゃんは、父親が日系人、日本の企業に勤務。母親は外国人だった。1ヶ月、父親は仕事のため不在。母親が3人の子どもを連れて流山に滞在していた。私は、当時、子どものために毎朝学校に行っていた。(この件については、問題提起したいことがあるので、いつかお話ししたい!)また読み聞かせなどもしていたので、朝、学校にいることが多かった。

廊下で、心配そうに教室内の子どもを見つめる外国人のお母さんがいることに気づいたので、思い切って話しかけたところ、日本語は全く話せないという。そして、お子さんのカルチャー・ショックな状態を心配していた。

当時、流山市は、外国居住の子どもたちを受け入れても、保護者を含めたサポートは全く行なっていなかったように見える。お母さんの話を聞くと、「Mちゃんが、掃除をしていなくて、お友達から指摘を受けてショックを受けていた。Aちゃんの国では、学校の掃除は専門の大人が行うため、子どもたちが掃除をすることは考えられない。」という。いや、ほんと、そうだなと思った。お掃除ひとつも違うのだ。

そういった違いをきちんと両方で学んでいくことが大切だが、それができていただろうか?「どちらかの文化が正しい・悪い」とかではなく、Aちゃんの国では「子どもたちが学校の掃除をしないんだ!」ということを知ったり、反対に「日本のように自分たちが使ったものを自分たちで掃除をしたりケアすることの大切さ」を伝えるということ、その違いを通して、それぞれの活動の大切さや考え方を学ぶことができるはずだ。

そういったことがきちんとできているようには見えなかった。もちろん、先生たちも学期末の忙しい時期に、そんな余裕はなかったことだろう。

残念だな、というのが印象。

地域には、そういった支援ができる人はいる!流山市が、ボランティアなどを積極的にお願いしていることは承知している。しかし、それは「流山市政へのため」だったりする。こういった「外国からの子ども達のため」にも、ボランティを募っていいのではないか?

「お母さんのメンタルがかなり厳しい」と思ったので、当時のクラスのママ友たち、AちゃんのクラスのPTAの学級委員らにも声をかけたところ、英語ができる人・できない人、いろいろだったが、10人くらいが、気持ちよく集まってくれて楽しいランチ会ができた。

どうしてもという時だけ、下手な通訳として入ったが、案外、英語ができないと言いながら、みんないろいろとコミュニケーションして楽しんでいる。Aちゃんのお母さんの顔にも笑顔が戻って、私たちにとっても楽しいランチ会となった。

嫌な思い出だけだと嫌だなと思ったので、Mちゃんと仲良しの子の親子、Mちゃん家族、私たち親子で、思い出に!とつくばのJAXAに行ってきた。その時の、子どもたちの楽しそうな笑顔!

帰宅してから、息子が「ランチの時、Mちゃんの分が一番先に来たのに、Mちゃんは先に食べずに、他のみんなの分が来るまでずっと待っていたね。偉いね。」と話してくれた。息子も、ちゃんと学んでいる。

今でも、クリスマスカードのやり取りは続いている。子どもたちも大きくなった!いつか再び、日本に留学したり、働いたり、してくれるといいな!と思っている。

異文化の面白さ、違うことからの学びの面白さ、柔軟に対応する力を流山の子どもたちにも身につけてほしい!

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