車いすユーザーの方との会話から、流山道路事情を考える。9月2日発信

交通

ここ数日の間に、2人の車いすユーザーの方々とお話しする機会があった。お二人との話から、流山の道路について考えたい。

Aさんとは、おおたかの森、いわゆる「井崎ロード」にて出会う。手動車いす利用。20代くらいか?の男性。Aさんによると、おおたかの森では、車いすは使いやすいそうだ。また自分の行動範囲である、柏の葉もまた、車椅子が利用しやすいとのことだった。

一方、Bさん。Bさんは、南流山2丁目付近で出会う。30〜40代くらいの男性。電動車いすを利用。Bさんによると、南流山あたりは段差があって「怖い」とのこと。時に「危険だ」と感じることもあるとのことだった。

おおたかの森周辺では、歩道も広く、車いすユーザーが利用しやすくなっている。これについては、歓迎したい。しかし、そこから少しでも離れると、歩道も狭く、段差もひどい。歩道の段差については、Bさんが「危険を感じる」と言っているのがわかる!自転車でも滑ることがあリ、ヒヤッとすることがあるからだ。初石辺りだと、歩道が狭すぎて、歩いていると、車道との接近が怖いところがある。前ヶ崎では、道路の真ん中がぱっくり割れて土が出ていた。

流山市の道路は、現在進められている幹線道路については、きれいだけれど、人が歩く歩道などは酷いレベルだ。

私は、2023年の市長選挙の公約に、以下のことを挙げている。

◯生活道路を最優先!

流山市内の生活道路は、ボコボコで段差だらけ、穴が開いている状態です。日々使う生活道路こそ、「土曜まちづくり会議(仮称)」で優先順位を話し、しっかり整備します。また雑草対策も年間実施回数を増やし、歩いて気持ち良い生活道路にします。

◯生活道路はゆっくり!

子どもたちやシニア、障がいがある方、ベビーカーを利用する皆さんたちが安心して歩けるよう生活道路の速度制限をし、ZONE20、ZONE30を設定し、流山市内の生活道路では、車はゆっくり走るように制限します。子どもたちの通学路は、子どもたちの意見を聞き、保護者、見守り隊、地域の皆さん、学校、警察が点検し、最優先で改善します。

流山市内の道路には、大きな格差がある。そんな状態で、井崎ロードと呼ばれるおおたかの森、交番裏手の道路に約5億2000万円もの予算を出して整備するという判断が理解できない。

まずは流山市内全体の道路が、ある程度のレベルに整備されて初めて、井崎ロードのような道路を整備すべきではないか?

下の写真は、南流山小学校付近の車道。車道だから大丈夫だと思っているのか、車道の真ん中には穴があいている。穴が空いている道路が「珍しくない」のが、流山の道路。加えて、雑草がボーボーなのもとても気になる。

車を使って移動する人・移動できる人は、気づかないかもしれない。しかし、車で移動しない人・移動できない人、子どもたち、高齢者、ベビーカーに乗る赤ちゃんとその親たちにとっては、この段差は本当に酷い状態なのだ。

人に優しい街づくりを目指したい。

歩いて楽しい街を目指したい。

コメント