女性検察官ひかりさんが、北川健太郎大阪地検検事正(当時)から性暴力を受けた事件。
彼女が、ネット署名を始めたときに、その概要を知り、すぐに署名をした。彼女は、検察官ゆえに、事件を詳細に記述していた。許せない事件だ。
「これで俺の女だ。」
気持ち悪い。この男、どこまで頓珍漢なのか。
ひかりさんは、検察官の仕事を続けたいと願っていた。しかし、北川側を擁護する情報を流し続けていた副検事の存在もあり、PTSDを抱えるひかりさんが復職するためには、職場環境を整える必要があったのだが、法務省も検察庁もこれを拒否したという。
ひかりさんは、
●第三者委員会を立ち上げ、組織として調査・検証をしてほしい。
●二次加害を続けた副検事を処分または配置転換してほしい。
●信頼できる支援者(検察官)と医師をつなげて、ひかりさんを支援し、職場復帰できる職場環境を整えてほしい。
等を要望したが、法務省も検察庁も、これを受け入れることはなかった。
そのため、4月30日、「検事の仕事を愛していた」という、ひかりさんは、「一度も辞めようと考えたことがなかった」検事を辞職した。どれだけ悔しかったことだろう。
検事になるだけでも、どれだけ大変な努力だっただろうか。その上、激務の検察官の仕事を子どもを育てながら続けてきたひかりさんにとって、自ら辞職することがどれだけ無念だったか。
昨日、ニュースを聞き、
「悔しい。ひかりさんを応援しています。」
とXに書くのが精一杯だった。
「悔しい。」
その一言に尽きる。
このたった一言にどれだけの思いが込められているか。わかる人にはわかってもらえるだろう。
ひかりさんが書いたnoteでの文章の中で、
「検察には正しく在ってほしかったからです。」
この一文がすべてだったのではないだろうか。
被害者に成り代わって、犯罪・悪事を徹底的に調べ、裁判で闘い、罪を償わせる。
何よりも公正であるべき人たちが、自分たち「身内」の犯罪・悪事に対処できなかった。
ひかりさんの訴えは、「この国の司法の質」が問われる問いだった。
高市首相、畝本検事総長。
どちらも女性でありながら、女性の苦しみを理解し、そのもてる力を被害者のために尽くして、被害や苦しみを少しでも和らげるための「新しい司法の姿」を創り上げる機会を逸してしまっている。
自分の地位を自分のためにしか使えない。それだけ、彼女たちも自分の地位を守るために必死なのかもしれないが、残念だ。
なんのために、その地位にいるのか。
個人的には、ひかりさんには、北川健太郎の裁判が終わるまでは、検事をやめないでほしかった。検事の仕事を愛していた彼女は、今後、例えば弁護士として仕事をすることはできるだろう。しかし、その仕事の性質は大きく変わってしまう。
救いなのは、夫が彼女をしっかりと支えてくれていること。怒りを共有してくれていること。お子さんもいらっしゃる。このような事件を抱えていると、家族にも大きな影響があることだろう。
誰であろうと、犯罪は犯罪であり、処罰される。日本の司法には、その公正さへの矜持をもっていていただきたい。
告発者が守られ、犯罪が処罰され、被害者が社会から支援を受け、自分の人生を取り戻せる司法的環境を整える必要がある。
私たちは、それをいつまで待てばいいのだろうか。


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