<前回の田邊氏の回(1)から続く>
ー一昨年から「連携の日」を設けている。東部、南部、北部、中部でそれぞれが園と小学校が集まり、「どういう教育を目指していったらいのか」を話し合えるチャンスをもっている。とても好評だ。これを継続することになっている。幼児教育アドバイザーが、幼保小をつなぐ役割をしている。工夫していってくれることを期待している。
ー(アンケートで、3年保育ではない、給食がないということが園児減少の理由として挙げられていると聞いている。教育委員会からは、これらをすると7億円、多額のお金がかかると聞いている。どうか?)3歳からの保育を提案したが、(市から)断られた。子ども園もダメだった。バス導入もダメだった。本当はお弁当は、親子の絆を固めるし、いいのだが、給食が求められている。工夫はいくらでもできる。できることから始めることは職員たちはすでに考えている。給食は自治体によって、いろいろな形で工夫しているところがある。重要なのは、できない理由を挙げるのではなく、どうしたら実現できるかという視点で検討してほしい。数億円など、かからない。お金をかけない方法は、いくらでもある。工夫したら、いくらでもできる。
ー当初は、毎月センターと打ち合わせの機会をもっていた。その成果を11月に「保育研究会」で発表していた。データとしても残っている。コロナでできなくなったのが実情だ。
ー誰が責任をもって、流山市の幼児教育を保障するか。子どもを伴った研究は、流山市内の他の園に良い影響を与える。特質がある子どもたちも、体を動かすことが一番だ。カウンセラーや体育の先生と共に、どうやったら子どもたちの精神、肉体が伸びるのか、データをとってやってみたところ、体を動かすことが大切。文科省も「1日90分体を動かしましょう」としている。確かに、子どもがいなくて、センターだけになると、研究は乏しくなっていくという懸念はある。
ー現在、毎月行っている幼保小のかけはしの連携も机上の空論になってしまうのは惜しい気がする。
ーこれまでの経験と残してきたものを誰かに受け継いでもらって、それを進めてもらいたいという気持ちはすごくある。子どもたちのために、地域のためということは保護者のため、その子どもたちが大きくなって流山市を支えてくれる。親子会があるが、地域を大切にしてくれる大人に育ってくれた。
ーセンターは大切な仕事をしているが、それを支えるためにも、本当は園があるといいなと、正直思っている。
ー(園児が少なくなって、できなくなった実践はあるか?)公立も私立も子どもは減っている。1クラス8人というのはザラだ。その中にあっても、みんな取り組んでいるので素晴らしい。(人数は)少なくても子どもたちの未開発の能力はすごいものがある。個の育ちは、探求すればするほど見えてくる。庭のない保育園もたくさんある。そういう園にも、体を動かすこと、人間関係、コミュニケーション、友だちとの関わりなどを小さいうちに、この時期に、つくられると言われている。3年保育や給食を始めたら、入園できる子どももいる。(園児数が)少ないとかは、問題ではない。
ー支援が必要なお子さんのラインは難しい。療育が入りやすくなっており、療育に行っていて幼稚園は2日のみなど、併級しているお子さんがたくさんいる。療育との連携、教育や医療など関係機関と連携して、その子の情報を相談したり、保護者を支える体制が必要。一番大切なのは、保育者の専門性。これがとても大切で、高めなければならない。それは、子どもの姿を見て研究し、自分が振り返って、できているかどうか、どうしたいいかという情報を得ることがとても大切。
ー一人ひとり見るのに、先生がきちんと押さえていないと、間違った見方をしてしまうと(見誤る)。子どもにとっては、必ず理由がある。その子に合った教育・保育がされていたら、子どもが出ていくなどの行動は少なくなる。面と向かってできていなくても、できることがある。絵が上手く描けなくても「素敵だね!」と褒めてあげられるような先生、そういう先生を育てることも急務だ。
ー附属幼稚園は、流山市内の幼保小の連携を支えるものになると思う。0〜18歳の教育の中で、幼児教育はとても大切。小学校に入る頃は学童期に入る、心ができあがる時でもある。幼いながら、いろんなことを考え、寂しい思いもしながら、幼稚園を去り、新しい学校にチャレンジしていくというところで、先生たちが団結していると、子どもは安心していられる。
ー5月、6月と小学校を見てきたが、幼保小の連携が活きていることを実感した。これからも大切にしてほしい。
ー脈々と受け継がれた人は財産。受け継がれたものの大切なものを受け継ぎ、新しいものを受け入れるということをしてもらい、公立、私立、それぞれが素晴らしい実践をしていて感心している。それを一園だけで完結するのではない。たくさん経験させてあげることが大切。私立に研究をお願いすることは大変だが、公立ならハイってできるのでやってきた。この部分を今後どうしていくのか。実践を重ねた人がセンターにいくわけでもないので、(どうするのか)心配がある。
ー幼児期は、親同士がつながれるところ。そうすると地域がつながれる。人と人がつながっている。子どもたちが大きくなって、戻ってきている。地域の人を大切に、地域に開かれた幼稚園ということを大切にしてきた。
ー引っ越しの時は、6年生が手伝ってくれた。(地域に)貢献したいという子に育ってくれている気がする。それが私の願いであり夢だった。「流山市の子どもをつくる」ということが願いだった。
ー「のびのびキッズ」3歳未満の子どもたちの遊びの体験を提供。保育の体験、園庭の開放などをしている。延長保育などしている。隣りの保育園の園児、近隣園の子どもたちとも遊んでいる。
以上。
上田のコメントは、全ての参考人のご意見の後にお伝えします。


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