流山市立子育て支援センター附属幼稚園に伺 いました!附属幼稚園⑤

子ども・子育て支援

9月末、園長先生の許可を得て、流山市立子育て支援センター附属幼稚園を訪問してきました。江戸川台駅前商店街を抜けてすぐにある幼稚園ですが、園内はとても静か。

最初に入った、園の真ん中にある大きなホールは、まだ木の香りがしていました。舞台もある、素敵なホール。その隣に、クライミング・ウォール壁。絵本コーナーには、たくさんの絵本があって嬉しい!子どもたちが自由に使え、借りることができます。教室内の天井は高く、広々とした空間です。

園長先生に「障害があるお子さんは何人くらい、いらっしゃいますか?」とお聞きしたところ、正確な言葉は忘れたのですが、「子どもたちをそのように見ていない」という趣旨で返事をされました。その言葉がとても嬉しかった。それが何?と思う方もいるでしょう。私の子どもも、本人はそう思っていないようですが(笑)、障害をもっています。障害をもつ子どもを育てた経験からして、私は「気にしない!」くらいが、子どもはのびのびと育ってくれると思っています。そう、「気にしない!」。先入観でみない。

もちろん、先生たちはプロですから、一人一人の子どもの障害特性も頭に入っているでしょう。しかし、同じ障害でも、同じ障害特性がでるわけではありません。世の中は、どうしてもそういった「障害特性」で見ようとしますが(←アンコンシャス・バイアス※だと思います)、子どもの障害にこだわることなく、どんな子どもも、一人ひとりをしっかり見ることが大切だと思います。附属幼稚園は、子どもと先生の会話からも、「しっかり一人ひとりの子どもをみてくれているな」という印象でした。

※アンコンシャス・バイアス:その人自身が気づいていない、ものの見方やゆがみや偏りのこと。

子どもたちがとても安定して、集中できています。運動会の練習をしていました。いろんな子がいます。しかし、どの子もしっかり先生を見て集中し、自分の動きができていました。これは指導の賜物です。「お客さんが来ているから、今日だけやる」では、できません。わかります。「先生に向いて集中する」ができていることは、学校に入ってからも安心ですね。

先生たちが、子どもたちを急かさない。それぞれの子どもの速さ、リズムをきちんと待ってくれていました。これも大切。

江戸川台の地域の皆さんとの交流もしっかりあるようです。江戸川台自治会の皆さんが、遊び、紙風船などで一緒に遊んだり、夏祭り、ふれあいコンサート、文化祭など、いろいろ交流しています。自治会の方から別の場で話を聞きましたが、園児たちを本当に可愛がってくれていて、交流が楽しみなのだと教えてくださいました。

千葉県から「接続期のカリキュラムのモデル園」の指定を受け、架け橋期(5歳~小1までの期間)教育と実践をしっかり行っています。

保護者、母親への支援が極めて大切なので、保護者のサポートも意識して、しっかりおこなっています。

自然との触れ合いを大切にしていて、伺った時は、冬眠する亀さん?のためのお布団となる木の葉をたくさん拾っていました。最初に先生がやって見せていましたが、子どもたちに手渡すと、子どもたちは子どもたちのペースで集めていました。微笑ましかったです。

月1回程度のリトミックはあっても、塾などはなく、子どもが子どものままでいられる場所だなと感じました。塾が悪いとは言いませんが、子どもたちの体力や気力にあった形で実施されているでしょうか?親は隣のお子さんではなく、自分の子どもをしっかりと見る必要があります。「子どもが子どものままでいられる場所」、いま、これが一番大切!だと思います。

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現在、流山市内の公立・私立幼稚園は、募集が始まっています。しっかり子どもの様子を見て、選んでくださいね!附属幼稚園では、園庭開放を行っています。ぜひ、子どもと一緒に過ごしてみてください。

11月20日(水)、12月4日(水)、12月18日(水)、1月15日(水)、1月29日(水)11時〜12時です。ぜひ、実際に見て、幼稚園の様子をみてみてください!

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