流山市では? 子どもとSNSを考える。

子ども・子育て支援

お子さんに携帯を持たせていますか?

子どもたちはSNSと、どうつきあっていますか?

どんなふうに、子どもとSNSを見守っていますか?

我が家は、高校入学まで携帯なし。携帯なしでの高校受験はよかったです。余計な喧嘩をしなくてよかった(笑)!ただし、勉強で必要になるので、私の携帯を貸していました。中学では、LINEグループがあったようですが、参加せずでした。共稼ぎのご家庭は、家族の連絡、子どもの位置確認など、お子さんが携帯保有率は高かった気がします。

今の子どもたちは、ヒラリングなど勉強でも、友達との連絡、ゲーム、何でも携帯。2〜3歳くらいの子どもたちから、携帯でアニメや動画を見ている。お母さんはベビーカーを押しながら、携帯を見ている。そんな風景が珍しくない毎日です。ただ、私自身は、この光景は残念!と思っています。見ているだけでも、子どもたちが、親は携帯ばかりで、自分に関心を向けていないことに気づいているのがわかるから。うちの息子は高1ですが、時々「パパ、携帯ばっかり見ないでよ」と抗議しています。大きい子は言えるけど、小さい子は言えないですから。

そんな中、朝日新聞11月24日には、オーストラリア政府が16歳未満のSNS利用を禁止する法案を議会に提出した件について論考が掲載されていました。SNSは、法案がどうなるのか、気になります。

思い出したのは、アメリカのFacebookの元社員であったフランシス・ハウゲン氏。彼女は、「Facebookは、FacebookやInstagramをより安全にする方法を知っていたにもかかわらず、利益を優先させて、とるべき対策・変更を行なってこなかった」とFacebookの内部資料をメディアに提供して告発。大きな反響が起き、彼女はアメリカの上院公聴会でも証言しました。

アメリカでも、SNSを理由にいじめや自殺が非常に多くなっています。うちの子どもが中学生の時もLINEでのいじめがあったようです。SNSが子どもたちに与える影響は大きようです。

①メディア・リテラシーが身についていないうちから情報のシャワーを浴びるのは、事実を自分で判断できず、精神的にも不適切ではないか。情報にコントロールされてしまう恐れがある。

②自我を確立する途中にある子どもたちが、他人からの言葉、他人の行動、他人との比較などに適切に対応できないのではないか。

③SNSは、携帯と自分だけの世界となり、他人や家族がそれを目撃したり、共有することが難しい中で、不適切かつネガティブな情報で、子どもたちがどれだけ傷ついているのか、周囲の人がわかりにくく、支援や対応が難しい。

④携帯、インターネット、SNS等の依存性からぬけでて、コントロールすることが難しい。

⑤SNSによって苦しんでいるときに、どのように助けを求めたり、そこから離れるようにしたらいいかが身についていない。

⑥精神的な問題、視力の低下、睡眠時間の少なさなど、身体的な影響がある。

このような問題は世界共通。確かに、SNSによって大きく世界が広がることもありますし、一方で死に追いやることもある。このSNSと、どうつきあうか。世界中の子どもたちに共通の問題があることが明らかな今、大人たちがどう行動するかが問われていると思います。オーストラリアがどんな判断をするのか、見守りたいと思います。

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