子どもたちへの甲状腺検査@流山 実施!

子ども・子育て支援

今日は朝から、子どもたちのための甲状腺エコー検査@流山を実施。

福島原発事故の際、流山市を含む東葛地域にも放射性プルームが広がった。金町浄水場で、国の基準の2倍にあたる1キロあたり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。覚えている方もいるだろう。流山市内のお店から一斉にお水がなくなった。自動販売機の水もすべて。私も、子どものために、ミネラルウォーターを求めて走り回った。必死だった。

その頃、国会では、東葛地域を含む関東地方の女性たちが、子どもたちへの健康調査を実施するよう、国会活動を行なっていた。私は当時、政策秘書として、その行政交渉を支援していた。女性たちは、立ち上がり、お金を集めて、高価な機器を購入し、メンテナンスを行い、医師等に交渉して協力を得て、自分たちで子どもたちへの健康調査を実施した。すごい行動力!

当時、何もしようとしない議員に向かって「放射線は無味無臭だ。本当にあるかどうかは、ガイガーカウンターで測るしかない。だから、きちんと測定を実施してほしい。そして、予防原則に則って、子どもたちに健康調査を実施してほしい。」と訴えたことを思い出す。

東葛地域の中でも、一番反応が早かったのは我孫子市、松戸市や柏市とつづく。しかし、流山市だけ、子どもたちへの甲状腺検査の助成を行なっていない。まるで、流山市「だけ」、放射性プルームの影響がなかったかのようだった。

だから、私たちは「健康調査TEAMながれやま」を立ち上げ、関東子ども健康調査支援基金の支援を受けて、流山市内で甲状腺検査を実施しようと立ちあがった。メンバーとは、もう、あうんの呼吸。今日もスムーズに実施できた。

皆さん「ずっと心配だったから安心しました。」と声をかけてくださる。

これが大事。

きちんと検査をして、「大丈夫だ」ということを確認できることが大切なのだ。

あれだけの地震、あれだけの原発事故。何の科学的根拠も示さず「大丈夫」と言って、ただ無視するのではなく、科学的に検討し、未来ある子どもたちのために、できるだけのことをする。それが大人の責任だと思う。当時、相当な数の専門家の方から話を聞いた。何度も官邸に通った。なつかしい。

あれから13年。今日も、安心感をもって、帰宅してもらえたこと。それが私たちの大きな収穫だ。

この活動に賛同し、休日に、ボランティアで参加してくださる医師や技師の皆さんには、本当に頭が下がる。私たち「健康調査TEAMながれやま」の雰囲気だ大好きだ!と毎年協力してくださる医師。心から感謝です。一人一人が、大人としてできることをしっかり実行する。そんな仲間たちに出会えたことが、何よりありがたい。

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