流山市の飛地山、地区計画変更について。

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今回、飛地山の土地所有者である流山開発Kから地区計画変更の申し出があり、来週、都市計画審議会で審議されることになっている。

流山市都市計画マスタープランによると、飛地山を含む、この地域は「業務地として充実」とある。しかし、飛地山の所有者流山開発Kは、ブログで書いた通り、もともと第一種住居地域だったこの地を、流山市のウルトラDの手続きによって「商業用地」へと変更した。今度は、ここを商業用地のまま、「10階建て180世帯程度のマンションと商業施設」を建設したいとして、地区計画変更を求めている。

それは妥当だろうか?

私は、飛地山に10階建て180戸高さ31メートルのマンション建設は難しいと思う。

1)流山市役所の隣接地に、市役所の1.5倍もの高さの建物は調和がとれない。また周囲は戸建てが多い静かな住宅街。このような周辺地域にも馴染まない。周辺住民も受け入れないだろう。

2)地域のキャパを越えている。例えば、流山小学校の生徒数。今だに適正数を大きく越えている。以前流山市は、「流山小学校の受け入れキャパがない」から、この地は住宅ではなく商業用地にすると説明していた。ところが、今になって流山市は「生徒のピークを越えたから、受け入れ可能だ」と言っている。しかし、ピークは越えても、依然「適正数を大きく上回っている」現状だ。大人数の子どもを受け入れる状態にはないのではないか。また避難場所の確保など、大きなマンションの住民を受け入れる、地域のキャパシティが用意できるのか?

3)流山本町から高くなっている平和台の端に、さらに大きな31メートルのマンションは、江戸の風情残る流山本町から見ても、また流鉄線の流山駅から見ても、景観的に見苦しいのではないか。

繰り返すが、私自身は、この土地の半分でも流山市が購入し、保健センターと市の防災拠点として整備するのが一番だと、今でも思っている。しかし、流山市は、かつて、この土地購入のために入札に応じたにも関わらず、絶対にここを購入することはないのだそう。

はて?将来を見越した判断として、どうなのか?

以上のことから考えると、流山開発Kから、元々の第一種住居地域に戻し、周辺住民からの理解を得ながら、低層で、一戸あたりの面積が広く、地域に配慮した緑あふれるラグジュアリーなマンションであれば需要はあり、受け入れ可能かもしれない。

この方向の方が、所有者がコロコロと変わったこの地で、本当に何かを建設し利用できるための近道のように思う。

流山市・飛地山の謎!ーその1
https://go2senkyo.com/seijika/67722/posts/1034057

流山市・飛地山の謎!ーその2ウルトラD!
https://go2senkyo.com/seijika/67722/posts/1034685

流山市・飛地山の謎!ーその3 コロコロ
https://go2senkyo.com/seijika/67722/posts/1035185

流山市・飛地山の謎!ーその4三角地をなぜ譲る?
https://go2senkyo.com/seijika/67722/posts/1036059

流山市・飛地山の謎!ーその5 コンプライアンス!
https://go2senkyo.com/seijika/67722/posts/1036493

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