流山市で「問題をまとめる力とばらす力」を考える。永野むつみさん講演会ーその1.2025.02.04公開

子ども・子育て支援

小中高校生の自殺者数が過去最高となったことが報道された翌日、私は、NPO法人流山おやこ劇場主催の永野むつみさんの講演会「感じるとは?半端な育児書より絵本を」を聞いた。

人形劇団「ひぽぽたあむ」を主催していらっしゃる永野むつみさん。私の友人が大好きで、強いススメがあって参加した。本当にさまざまなことを気づかせてもらい、元気をいただいた。

そのさまざまな気づきについて、共有したいと思う。

「問題をまとめる力、ばらす力」

自分が抱えている問題や課題がどんなことなのか、大まかにまとめる力。

一方、その問題の何が問題なのかを細かくばらす力。

その両方が必要だということ。

子どもたちも、私たち大人も、この力をもっともっとつけていくことが必要だと思った。

何かについて単に悲観するのではなく、何が問題なのかということを大きな視点、小さな視点からしっかりとみつめていくことができれば、悲しんだりするだけでなく、「今、何をすることが必要か」という解決のための策が見えてくる。そして、解決に向けて動き出すことができる。

そういった「訓練」を学校の場でもしっかりと身につけていくことが必要だと思った。

そのためには、自分の中に「言葉をもっていること」が必要だ。

不登校の子どもたちの中に、「なんとなく学校に行けない」という発言をする子どもたちが結構いる。

自分が抱える、何か嫌な気持ちをきちんと描写し、形どり、直視するための言葉。

それを獲得するために、本を読んだり、人と話をすることによって、自分の「言葉」を獲得することが必要なのだと思う。だから、テレビを見たりする以上に、ちゃんと本を読んで、自分の気持ちに向き合い、自分が自分と向き合うことが必要なのだと思う。

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