文部科学省が2024年度の学校保険統計の結果を発表した。
定義:
痩身傾向児とは:身長別標準体重より2割以上痩せている子を指す。
肥満傾向児とは:身長別標準体重より2割以上太っている子を指す。
集計方法が違う新型コロナ期20年度〜23年度を除くと、
<男子>
7歳、9〜17歳で痩身傾向児が過去最高。特に、15歳で3.88%:痩身児傾向の割合が最高。
5歳、8〜11歳、13歳で、肥満傾向児の割合が過去最高。11歳で13.00%:肥満児傾向の割合が最高。
<女子>
8歳、9歳、14〜17歳で痩身傾向児が過去最高。12歳で4.22%:痩身児傾向の割合が最高。
5歳、7〜9歳、11歳で、肥満傾向児の割合が過去最高。11歳で10.02%:肥満児傾向の割合が最高。
背景には、
1)運動不足:コロナ禍によって、外に出て体を動かす習慣が減った。ゲームで遊ぶため、体を動かすことが少なくなった。
2)ダイエット:女子の12歳は、体が変化し、異性を意識し始めて、ダイエットをするという話をよく聞く。
3)家計の減少:炭水化物に頼った食生活。スナック菓子などの摂取が多くなっているのでは。
4)生活時間の変化:塾、親の帰宅時間などによって、遅寝遅起になって、体のリズムが変化している。
5)ネット情報の影響:ネット上でのダイエット情報などに振り回されている。
こういった背景があると思われる。
特に、女子の痩身児傾向というのは、将来の出産にも大きく影響している。
ある産婦人科医は、若い女性のダイエットの結果、出産の際にも、早産や赤ちゃんへの影響が考えられるとのことだった。
平均値は平均値でしかないが、健康な食生活、睡眠、適度な運動といったものの習慣を子どもの頃から自然に身についていることは、人生を通じて、自分を守る習慣だと思う。我が家も決して自慢できない状態。食事といっても、今、本当に物価高で、献立も悩むことが多くなった。シンプルで、美味しいものを(我が家の場合は・・・)適量に。気をつけたい。
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