流山市から3.11を語る。2025.03.11公開

防災

3月11日。

震災で亡くなられた皆さまに、心からの哀悼の念を送りたい。

無念だったことだろう。

東北地方の皆さんにとっては、胸が締め付けられるような辛い日。

私たち、関東地域に住む者も、いろいろなことがあったが、

東北の皆さんに比べれば、なんていうことはない。

ニュースなどによると、被災地の復興が進んでいないという。

生活していた場所が、散り散りにされて戻っていない。

それはなぜなら、原発事故があったから。

当時、政策秘書として、この問題に取り組んでいた。

「メルトダウンどころか、メルトスルーが起きているのではないか?」と質問すると、

そんなわけないと嘲笑されバカにされた。

しかし今や、メルトスルーは事実である。

正しい事実を明らかにしない。

だから、対応が後手後手になる。

日本政府の悪いところだ。

事実を明らかにしないで、なんとかなると思っている。

甘い。

あの時に永田町にいて気づいたことを教訓にしながら、二度と同じ間違いを犯してはならない。

同じことは自治体もそうだ。

流山市に住んでいて、東日本大震災の時の対応、コロナの時の対応、そのレビュー、評価といったものがまとめられ、市民に公開されていないことに苛立ちを覚える。

重要なのは、失敗したり間違ったことではない。

失敗や間違いをきちんとリストアップして、職員や市民と共有し、

二度と同じ間違いをしないことが重要だ。

流山市は、自分達のやっていることをいつも等身大以上にして宣伝しようとするばかりに見える。

こういった地道で最も必要な情報公開が全くされていないから、不安になる。

いざという時に、何をどうしたらいいのか、全く市民に伝わらない。

自画自賛の行政からは卒業し、一つ一つをきっちりレビューしながら少しでも改善していくような地に足のついた行政が、いざという時に、市民の命を守ることにつながる。

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