3月18日版の読売新聞一面で、「再考 デジタル教科書」という特集があった。
流山市 教科書は紙派!:

流山市 教科書は紙派! - 上田恵子(ウエダケイコ) | 選挙ドットコム
ずっと違和感があったデジタル教科書。 スウェーデンでも見直しの動きがあるとは!心強い。アルファベット文化と漢字・ひらがな文化は、また違う気もしますが。 確かに教科書は重い!私は、支給された教科書は自宅で、学校は置き教科書にしては?と思ってい...
以前、本ブログで書いたのは、スウェーデンでの動きだったが、今回の記事はフィンランドと韓国の動きを紹介している。
子どもたちの集中力が低下し、短気になるといったことが顕在化し、デジタルに偏った教育への懸念が高まったという。フィンランドのある中学の校長は、「紙の教科書は教室に落ち着きをもたらす」と語っている。保護者の7割、教職員の8割が外国語など、紙の教科書を使いたいと回答しているようだ。
韓国では、AIを搭載したデジタル教科書の配布を始めたというが、教員労働組合は「未来の教育に必要なのは、AI技術より問題解決能力だ」と訴えているという。
その通り。
日本では、中央教育審議会(中教審)の作業部会が中間まとめの中で、「デジタル教科書を正式な教科書とする」と提起した。
一体、現場の何を見ているのだろう。
特に、「漢字」を覚えなければならない日本人にとって、デジタル教科書やデジタル宿題は、致命的な誤りだと私は思っている。
流山市でも、宿題を含めてデジタル化された世代の学力低下について、真剣に注視する必要がある。
学力を養う最も大切な道具としての教科書。
多額の投資をしてきた教科書会社の「大人の事情」に配慮したものではないかと思えてくる。
子どもたちの学力、学びを最優先に考えるなら、流山市においても、紙の教科書、紙のドリルの復活は必須だと考える。
ドリル!ドリル!ドリル!
教科書だけでなく、ドリルも紙をお忘れなく!
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