シンポジウム「いのちと生活を支える在宅医療と介護」に参加して得た情報を共有すべく、これまで5回に分けてブログを書いてきた。
現在の流山市は、人口10万人あたりの病院病床数が、全国平均の半分程度しか確保されていないという事実を確認した。今後の高齢化の進展に伴って、2050年までに約4000人以上の対応機関を整備する必要がある。
病院にお世話になれない、また施設の数自体が少ない中で、頼れるのが訪問医療・訪問介護である。医療だけでなく、歯科治療、薬についても、訪問してもらって治療・指導してもらうことが可能である。
ただし、私自身の経験から言うと、家族が介護することの大変さを実感している。訪問医療や訪問介護は、いつもいてくれるわけではないので、家族の負担があるのは事実だが、ご本人が住み慣れた自分の家で過ごし続けることができることは大きい。
「子育て政策」の充実により人口を増やしてきた流山市だが、今後は、日本全国と同じように、高齢化が進んでいく。行政が、高齢化社会への対応をしっかり整備していかなければ、大変なことになるだろう。
自分がどのような高齢期を過ごしたいのか、しっかりと考え、家族を含めた周囲の人たちと共有することが大切だ。
一方で、流山市の場合、「市民の皆さんが過ごしたい高齢期の過ごし方」が「過ごせるような環境の整備」が待ったなしで必要だと言うことを確認しておきたい。
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