昨日の第一報から、とても気になっていた千葉市で起きた15歳の殺人事件。
読売オンライン:

少しずつ、いろいろな情報が出てきている。
「複雑な家族関係」「家族が警察に定期的に相談していた」「家出や遅刻」
いろいろな背景がありそうだ。
とはいえ、「誰でもいい」と言いながら、誰でもいいわけではない。
この少年は、確実に、自分の手に負える、弱い高齢の女性を狙っている。
この感覚が気になる。
「少年院に行きたかった。」
この言葉を聞いて、なんだか力がぬけた。
よほど家庭から逃げたかったのだろう。それはそれでいい。
しかし、その自分の目的のために、弱い高齢の女性を殺すなど許されない。
強いものには寝返り、弱いものに歯を剥く。
そんな人間が増えていないか?
少年院がどんなところか知っているのだろうか。
遅刻をしてきたような人間にとって、遅刻など絶対に許されない厳しい環境。
ただ、少年院で、きちんと生き直すことは、この少年にとって大切なことなのかもしれない。
自分の罪に向き合う、命とはどういうことなのか、女性の命を奪った自分が生きているとはどういうことなのか、これから自分はどう生きていくのか、どう自立していくのか。
複雑な家庭というのも気になるが、その家族も、報道を見る限り、少年を心配している。
そのことも知ってほしい。
その家族から離れたいなら、家族と離れて、どう生きていくか。
少年院の中で、きちんと自分に向き合い、法務教官ら大人たちの話にも耳を傾けて、犯した罪や自分自身について考え、勉強し、生き直して、自分が犯した罪を背負って生きていってほしい。
小学校の時は、明るかったという、この少年が、SNSも発達した中で、友達にも、先生にも、家族にも、警察にも、知らない第三者にも、自分の苦しさを伝えて、何かしら気持ちの転換ができなかったのか。
残念だ。
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