昨日は、流山市内に、2032年開校予定の千葉県立特別支援学校の概要についてお伝えした。

千葉県内の特別支援学校は、過密状態で、新設3校、増築2校が決定されているそうだ。現在、流山市内の児童生徒が通学する、県立柏特別支援学校や県立つくし特別支援学校についても過密状態で、教室が不足している状態だという。
今日は、県による説明後の質疑応答を中心に情報を共有したい。
○特別支援学校の児童生徒は、スクールバス、保護者の送迎、放課後デイサービスによる送迎などで登下校する。
○南流山中学校の生徒数推計によると、令和15年度がピークと予想される。現在、42クラスまで設置可能だが、この42クラスで足りると考えている。
→上田より:南流山中学校は、移設前の中学校の敷地に比べると、現在の中学校は設置基準はクリアしていたとしても、生徒一人当たりの校庭の広さは、小さくなっている。それがさらに小さくなることを指摘しておきたい。
○特別支援学校の設置基準は合致している。
○県立特別支援学校に学童保育の設置はない。県立特別学校に通う児童は、放課後デイサービスを利用することになる。居住地域の学童保育を利用することはできない。
○流山市内には、千葉県立特別支援学校流山高等学園、千葉県立東葛の森特別支援学校、そして、2032年開校予定の千葉県立特別支援学校の普通高校と3つの高校が設置となる。
○千葉県立特別支援学校流山高等学園は、専門コースで学ぶので、入試を受ける必要がある。他の2校については、普通高校であり、特に入試はなく、定員もない。仮に、流山高等学園の入試が不合格となった場合、その合否決定後に、学区に従って、他の2校に入学することができる。
○東葛の森特別支援学校に通う生徒が新設の県立特別支援学校に転校できるかについては、まだ詳細が決まっていない。令和12年度に、詳細が決まり、示される。
○県立特別支援学校が敷地内に設置される一方で、南流山中学校内の支援学級は存続される。
○登下校の際の安全について、現在でも、自転車などかなり混むので、互いの安全について確保する設計にしてほしいという要望が出された。
○県立特別支援学校の土地と建物については、流山市の所有のまま。今後、千葉県との間で、賃貸借契約を結んでいくことになる。
以上。
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