流山市でも改めて防災対策をチェックしたいしたい!2,025.08.12公開

自然・環境

鹿児島県や熊本県をはじめ九州地方の皆さん、帰省中だった皆さんに、記録的な大雨による被害について、お見舞い申し上げたい。度重なる被害に住民の皆さんも、自治体の皆さんもご心労が重なることと思うが、なんとか早急に回復されることを願っている。

また今週後半からは、再び厳しい暑さになるという予報だ。この変化に対応することは大変だ。地域の高齢者や障がいのある方々、病気の方々など、お互いに余裕はないかもしれないが、だからこそ声をかけ合いながら、くれぐれも体調管理に気をつけていただきたい。

防災庁の早期の設置を加速してほしい。

ここのところ、日本では、災害に関する出来事が続いている。水不足かと思ったら、今回の記録的大雨。先日は、ロシアのカムチャッカで起きた地震の影響による津波があった。

津波については、被害があったものの、津波注意報に対応して、多くの方が高台に避難し、人的な被害はなかった。しかし、東日本大震災以来とも言える、津波注意報による避難の中で、さまざまな課題が浮かび上がった。

●暑さ対策ができていない。

東日本大地震の時の記憶が鮮明で、あの寒さを思い出すが、地震や津波は時を選ばない。多くの自治体で、暑さへの対応ができていなかったことがわかった。避難場所も大きな体育館より教室の方が、クーラーのが使えるので、現場のスタッフの判断で、教室へと誘導した自治体もあったようだ。こういった臨機応変な対応が必要だ。

ニュースでは、郵便局の配達の職員が使っている道具を紹介していた。「叩いて衝撃を与えると冷える」ものだそうだ。手持ち扇風機、首に巻く氷など、私たち自身でも準備が必要だろうが、防災の観点からの暑さ対策グッズの用意が必要だと思う。

東北では、車で避難する方もかなりいらっしゃった。車の渋滞回避ができないか。また個人的には、燃料について、こまめに補充することの大切さを改めて痛感する。車で避難できれば、クーラーの効いた車内で過ごすことができる。一方で、避難先に駐車するスペースが確保されているのか。だからこそ、実践的な避難の訓練が必要だ。

●防潮堤の動作について

今回、手動の防潮堤について、津波が達した時間後も、手動で防潮堤を占めていた自治体があったことが報告されている。今回は、津波の規模が大きくなかったから人的被害がなかったが、東日本大震災でも、自治体職員、消防職員らが死亡している。そのようなことがあってはならない。

一部自治体では、時間が間に合わなかったために、防潮堤を閉めることを諦めて避難を判断した自治体が、私が知る限りは3自治体あったと聞いている。懸命な判断だったと思う。

自動化を検討していくということだったが、そんなことはわかったことなのに、なんで手動型を設置したのか?危機感がなさすぎる。ひどい判断だ。

●今回の津波警報から改めて詳細なチェックを!

報道では伝わってこないが、歩行困難な方たち、高齢者や患者、障害がある皆さんの避難はどうだっただろうか?どれくらいの時間がかかっただろうか?改めて、きちんと自治体がチェックをし、不断の改善を進めていく必要があるだろう。

流山市は、今の所、津波の影響や大雨の被害は受けていない。しかし、だからこそ、こういう時に、改めて、市の対応のチェックをしておきたい。他の自治体の情報をきちんと把握して、流山市の防災対策に生かしてほしい。

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