今日先ほど、衆議院で2026年度予算が通過した。予算委員長の職権濫用によって予算委員会を通過し、本会議で可決した。史上最大の一般会計122兆3092億円が、たった59時間の審議時間で可決されるという異例の事態だ。
国会での慣例というのは、公正なものに近づけようと重ねられてきた国会の歴史であり、議会人たちの努力であったと私は思っている。
今回、そのような積み重ねを軽視するやり方で、議会が進められたことに、率直に「不安」を感じる。このような不公正なやり方が罷り通れば、必ず、いつか自分たちに降りかかってくる。その果ては、国会の形骸化だ。
国会で、重要な議論は何一つできていない。消費税問題、円安問題、7条解散、高額医療費制度などの医療制度、イラン攻撃、ウクライナ問題やガザ問題。景気刺激策の詳細、防衛三文書の改定、防衛費の増加、スパイ防止法、インテリジェンス関連のあり方、辺野古問題へのアメリカの発言、議員定数削減、頻発するいじめ問題、少子化問題、各地の災害対策と復興支援、首相の体調、「早苗トークン」、その他、高市事務所における金の問題、ウクライナ問題、ガザ問題(パレスチナの国家承認)、石油の高騰とそれに関連した物価高問題。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃。
どれも「何も」答えられていない。
そして、これらの問題の新たな展開を考えれば、予算の付け替えなどの対策が急務ではないか。
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃については、高市首相は、いまだに「法的に評価することを控える」という発言を変更していない。終わっている。相当に自信がないのだろう。この発言は、「わが国は、法治国家ではない」と発言しているに等しい。法務省、外務省は、恥ずかしくないのか。党内からの批判も聞こえない。自民党の国会議員の勉強不足でわからないからか、以前当ブログでお伝えしたように、公認外しで脅す「党内非民主主義」によるものか。
衆議院を通過したが、参議院が簡単に2週間以内に採決するとは思えない。年度内成立は難しいと思うし、年度内成立などさせれば、将来に禍根を残すことになるだろう。
国であろうと、自治体であろうと、さまざまな議論において、責任ある立場の者が、責任を持って、明確に説明できなければならない。それを軽視した議会では、誰も責任をもたないことになる。
このような議会運営は「怖い」と思うのは、私だけだろうか。
これから、先に挙げた様々な問題が、ろくな議論もなくどんどん決められていってはたまらない。2年間だけ食品への消費税を0とされても、それ以外での負担が増えては意味がない。防衛予算ばかりが増額され、私たちの負担がどんどん増えていくのではないか。与野党、国民を巻き込んだ、しっかりとした議論の上に、特に社会保障制度について、制度の抜本的な改革が必要だ。
しかし、国民が抱える深刻な不安に応える国会は見る影もない。
だから、ますます国民の不安だけが増大する。
国会を軽視するということは、国民を軽視するということだ。
そんな国に未来は描けない。



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