流山から巨人軍前監督辞任を考える。

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先日、巨人軍の監督だった阿部慎之助氏が、娘に暴行を加えたとして逮捕され、監督を辞任する事態が起きた。

娘たちの喧嘩を仲裁したところ言い返され、そのもの言いにカッときて、胸元を掴んで投げ飛ばし、突き倒すといった暴力を振るったという。お嬢さんに怪我はないそうだ。

お嬢さんは、起きたことをChatGPTに相談したところ、児童相談所に相談するようアドバイスをもらい実行した。そして、児童相談所から警察に通報され、阿部氏逮捕に至ったという。

「巨人軍監督が自分の子どもへの暴力で逮捕された」というニュースは衝撃をもって受け止められ、阿部氏の辞任となったようだ。

このブログでも、これまで児童虐待の問題を繰り返し取り上げ、行政の取り組むべき重要な課題として認識している者として、この問題をきちんとお伝えした方が良いと思い、今回取り上げた。

私の結論としては、「判断できない。」というものだ。

期待していた皆さん、すみません。

しかし、阿部前監督の会見やお嬢さんからの手紙の内容だけでは、判断できないと思っている。その理由は以下の通りだ。

まず、お嬢さんは、「すでに父親と仲直りしていて、親子の関係は普段良好だ」という。警察に連行される父親の姿をみて「号泣した」とも言っている。「自分の意向は聞いてもらえなかった。」とも。それでも警察が逮捕したのは、なぜなのか?全くわからない。

私の印象では、社会的影響も、本人への影響も大きいことは警察も認識していただろう中で、「警察が理由もなく逮捕するわけはないのではないか」ということ。つまり、逮捕されるに足る理由があったのではないかと思う。ただ、それついては、ご本人からも、警察からも説明がないため、私にはわからない。だから「判断できない」のだ。

一方で、心配なことはたくさんある。

◯お嬢さんの心に向き合うこと:

お嬢さんが「どこかに(誰かに)相談したい」と思った理由は何なのか。受けた暴力だけなのか。それ以外の不満や不安はないか。それらについて、阿部前監督も、お嬢さんも、ご家族の皆さんも、しっかりと向き合った方がいい。それは簡単ではない。専門家に介入してもらってもいいだろう。

こういったケースのためにも、繰り返すが「みんなのサポートセンター」が必要!

◯家族の再生が必要:

娘の通報によって父親が失ったものが大きい。そのことの家族への影響は、とてつもなく大きいのではないか。「家族の再生」の過程が必要だろう。

◯警察による説明が必要:

今回の事態で、子どもたちが児童相談所や公的機関に相談することを躊躇するようになってもらっては困る。なぜ、警察が逮捕することになったのかという経緯を説明すれば、相談することによる影響の大きさということを忖度しなくて済むのだが。

◯AIやSNSとの関係の問い直し:

以前に当ブログで、若い子どもたちが悩みを相談する相手は、友人や親や先生ではなく、ネット、SNSやAIであり、それには大きな問題が潜んでいることを指摘した。

今回は、まさにそれが的中したとしか言いようがない。AIのアルゴリズムやAIの社会性の不十分さを理解することなく相談し信じた結果、このような事態を生んでしまったと言えるだろう。

人々、中でも若者の間で、ChatGPTとの関係を問い直すことにつながるといいと思う。

◯見えない母親の存在:

母親もそこにいたというが、母親の姿や役割が見えない。父親が逮捕される時、そこにいた大人として、きちんと警察に説明し、収めることがなぜできなかったのだろうか。

◯野球またはスポーツの指導と暴力の関係は?:

阿部前監督自身の暴力への認識は?振り返ってもらう必要がある。その背景に、野球の指導と暴力の関係がなかっただろうか。

阿部前監督は、選手として活躍されてきた方だ。プロ野球の選手になる道は簡単ではない。当然、幼い頃から少年期、青年期、成人期と厳しい練習をくぐり抜けてきたことだろう。

しかし、その過程の中で、自身も暴力を受けたり、暴力をふるうことは当然という環境がなかったか。それに向き合う必要があるだろう。もし、そのような環境があったのだとしたら、阿部前監督個人だけでなく、そのような環境から変えていく必要があるだろう。

スポーツ界全体の問題として、スポーツ、その指導と暴力の関係を問い直す必要があるのではないか。

そのようなことを考えた。

阿部前監督のご家庭が、このことによって、もう一度しっかりと家族の絆を取り戻し、家族が再生していくことを願ってやまない。阿部氏には、まずしっかりと、自分のこと、家族のことを振り返る必要があるだろう。

その上で、13万筆を超える署名が集まり、早々に署名活動を停止したという、その皆さんの思いが通じ、阿部氏が再び野球の世界で活躍できる環境が整うといいと思う。

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