BBCが、イギリスのSara Ezekielさんのことを紹介していた。
彼女は、第二子を出産後、今から25年以上前、病気によって体の動きと声を奪われてしまう。現在は、目の動きによってコンピューターに入力し、それを電子音に変換してコミュニケーションをとっている。とてもアクティブな女性で、アーティストとして、演劇など、多才に活動している。
今回紹介されたのは、彼女の声だ。AIが以前に録音されていた昔のビデオの中の彼女の声を使って、コンピュータ音ではなく、彼女自身の声でコミュニケーションできるようにしたという。
SamrtboxのTechnical Director、Simon Pooleさんが「技術的に完璧ではなかったけれど、昔のビデオから声を拾ってきて使うには十分だった」と説明していた。
Saraさんは、自分の声でコミュニケーションできることによって、「ロボットではなく、自分自身でいられる」と話していた。素敵だ!「何よりも、自分の声を子どもたちに聞いてもらえることが嬉しい」と。Saraさんに、コックニー訛りがあることもわかったと、お嬢さんは笑っていた。面白い。
このような技術は、障害を持つ人たちのコミュニケーションをさらに活発に、より豊かにすると思う。AIの力を借りて、こんなことが可能になるのだ!感動だった。
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