5月11日のNHK「みみより!解説」は、「金利も価格も上昇。住宅購入の注意点は?」というタイトルで住宅ローンについて説明されていた。ぜひ、皆さんと共有したい。
●現在の金利は?
住宅ローンの固定金利は、長期金利を参考に、変動金利は政策金利の影響を受ける。現在では、住宅ローン利用者の約80%が変動金利を利用しているそうだ。
現在、固定金利、長期金利ともに金利が上がっている。現在、フラット35は2.710%、変動金利は、メガバンクの平均で1.082%となっている。なお、すでに借りている人については、6月以降に適用されるようになるそうだ。注意したい!
●適用金利による変化
35年5000万円のローンを組んでいる場合。
モグチェック調査によると、
金利が0.75%の場合、
毎月返済額は13.5万円。返済総額は5686万円。
これが金利が1.00%になると。
毎月返済額は、14.1万円。返済総額は5928万円。
毎月の返済額は6000円アップ。返済総額は242万円アップとなる。
5年間毎月返済額が変わらない「5年ルール」を適用している方でも、適用金利は上がるので、返済総額が上がるそうだ。
●今後の政策金利の予想
みずほ総合研究所の門真一夫エグゼクティブ・エコノミストによると、
「政策金利は、2年くらいかけて2%程度まで上がることは十分ありうる。物価、賃金、為替相場によっては、さらに上がる可能性がある。」
とのこと。今井解説委員は、このことを十分に頭の中に入れておく必要があると指摘していた。
●どんな工夫が可能か?
2025年度での東京23区内の新築マンション価格の平均が1億3784万円(不動産経済研究所調べ)となった今、どのような対策が可能だろうか?
まずは、50年という超長期ローンの活用。
しかし、30歳で5000万円の超長期ローンを借りた場合と35年ローンを借りた場合を比較すると・・・。
<35年ローンの場合>
適用金利は2.25%。毎月の返済額は17.2万円。返済総額は7220万円。60歳の時点での残金は970万円。
<50年ローンの場合>
適用金利は2.38%。毎月の返済額は14.3万円。返済総額は8550万円。60歳の時点での残金は2720万円となる。
毎月の返済額は抑えられるが、60歳時点での残金はかなりある。
この60歳での残金を考えると、老後資金についても考えておかなければならなさそうだ。
夫婦がそれぞれローンを借り、住宅減税を利用できる、ペア・ローンの利用もある。ただし、離婚といった場合どうなるかという問題もある。
●この時代、どんな選択があるか?
◯郊外の中古や戸建てを検討してみる。
◯当面は賃貸にしておくという選択もあり。
◯フラット35は、子どもの人数や住宅性能によって、金利を一定期間最大1%下げるメニューもあるので、そういった様々なサービスを調べ検討してみる。
その他に気をつけるべきことは・・・
ナフサ由来の資材の高騰などあるため、「納期が遅れる」「価格が高くなる」といったことが予想される。納期が遅れた場合、適用されるローンが変わることもあるので気をつけたい。
工務店などが倒産することもありうる。工務店が「住宅完成保証制度」に加入しているかどうかをきちんとチェックしておくことも必要とのこと。ここはしっかりチェックしておきたい!
●専門家への相談窓口
金融経済教育推進機構(JーFLEC)という機関があるそうだ。
どこかをお薦めすることはないが、中立的な立場で、どの程度の借入額が妥当か、ローン選びなどアドバイスがもらえるそうだ。
30分間の電話相談が可能とのこと。下記の番号まで。
平日10時〜17時 電話番号:0120−55−1209
国土交通省が作った住宅ローンについてのリーフレットもある。
こちらも参考にしたい。
●社会としてできることは?
今井解説委員は、今後、企業による賃上げや住宅手当の強化が必要だという指摘があった。
●最後に
カルビーが、塗料の調達が間に合わないために、ポテトチップスの包装が2色刷りになるという報道があった。
当ブログで繰り返すように、日本を含む世界中が「戦時経済下」にあることを忘れてはならないと思う。
我が家ももちろん住宅ローンを返済中。戦時経済下の中での物価高騰や金利上昇。なかなか厳しいが、少しでも余裕が持てるよう、家計の見直しをしっかりと考える必要がありそうだ。


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