流山市もアメリカも、健全なメディア、健全な批判が必要だ!2025.02.18公開

情報開示・公正な検証

政治とメディアについて考えてみたい。

アメリカは、メディアが、ホワイトハウスの権力を大きく変えていった経験をもっている。

ウォーターゲイト事件、ヴェトナム戦争のペンタゴン・ペーパーズなど。

ニクソン大統領を辞任に追いやったこともある。

過去にも、現在も、いつも必ずチェックしたくなる、その人のコメントを聞きたくなる、素晴らしいジャーナリストたちが存在している。

その一角に位置するワシントン・ポスト。

2013年に、Amazon創業者であるジェフ・ベソスに売却された。

アメリカでは、大統領選挙の際に、どの候補者を支持するかを明確にする。

ちなみに、NewYorkTimesはカマラ・ハリスだった。

しかし、ワシントン・ポストは、今回、候補者の支持を明らかにしなかった。

支持を明らかに「できなかった」ことに抗議して、編集人が辞任し、25万人の購読者が購読を中止した。

さすが、アメリカ。

その後、トランプ大統領の就任式のひな壇に、そのジェフ・ベソス氏がいたことは記憶に新しい。

今回、イーロン・マスクを批判する広告をワシントン・ポストが掲載を見送ったという。

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いよいよ、ここまできたかという思いだ。

それと共に、健全な批判が存在しなければ、健全な政治、行政は営まれないことを強く訴えたい。

健全な行政は、批判に対して、明確な説明を行えなければならない。

また健全な批判に対して、行政のあり方を変えなければならない。

ときには、責任をとらなければならない。

それは何も、アメリカという遠い場所だけのことではない。

流山市でも、「宣伝」のようなメディアへの掲載によって、流山市のイメージが有名になってきた。

一方で、新聞などの千葉版に流山市が掲載されることはかなり少ない。

ましてや、それが批判的な内容であることは、もっと少ない。

そのような中で、私たち流山市民は、現在起きていることを知ることができないでいる。

それが、流山ツーリストデザインであり、通称飛地山の恣意的な土地の許可のあり方、流山市指定有形文化財に指定したブラッセリー新川の旧割烹新川や本館の扱いなどである。

議会では取り上げられているものの、これを市民に伝えるメディアがないため、流山市民の中で、その情報が共有されず、ずさんな行政の在り方が続き、そこに私たちの税金が投入されることが続いている。

だからこそ、健全な批判、真実を伝えるメディアが大切なのだ。

日本も、流山市も、それが問われている。

 

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