少し前のことで恐縮だが、流山市議会6月議会(6月4日開会)の際の一般報告で報告されたゴミの削減効果について共有したい。

この中で、市長は「指定ゴミ袋の導入により燃やすゴミが年間約1,282トン、約5%減量した」との報告があった。
驚いた。
たった5%だって!?
指定ゴミ袋導入の際の説明会で示された資料を見ていただきたい。
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/029/300/20210131.pdf
私は、南流山センターでの説明会に参加した。その際に、「2022年、まだコロナの影響で収入が大きく減った世帯もある中で、少額であっても、自治体が市民に負担をお願いするにはタイミングが良くない。なぜ今なのか?」と指摘した。コロナが落ち着いたとはいえ、サービス業をはじめとして、経済的な打撃が大きく、収入が減った人がまだまだいた頃だったからだ。私には、このタイミングでの指定ゴミ袋導入は、業者のためとしか思えなかった。
また、市から「人口の増加とともにゴミが増量し、焼却炉の保全のためにも、ゴミ減量が必要であり、そのためには指定ゴミ袋が効果的だ」との説明があった。
この説明に対しても、「人口が増えれば、病院、学校、ゴミが増えることは想定内だ。にもかかわらず、現状の流山市の行政キャパシティを超える人口増を許してきたのは、流山市ではないか。」と指摘した。
その際に、流山市は、上記資料にある兵庫県神戸市、愛知県豊橋市の例を引き、双方の自治体で、指定ゴミ袋導入後に大きなゴミ減量効果があったことを紹介した。
資料によると、
神戸市:
平成19年に指定ゴミ袋導入。導入時を100%とすると、約5%ほどの人口増があったにもかかわらず、ゴミは、4年後の平成23年に70%まで減量されている。
豊橋市:
平成27年に指定ゴミ袋導入。導入時を100%とすると、約5%ほどの人口増があったにもかかわらず、ゴミは、4年後の令和元年に83%まで減量されている。
そして流山市:
令和4年にゴミ袋を導入。流山市も約5%人口増があったが、4年後の令和8年、ゴミは約5%しか減量になっていない!?
これら他の自治体の例と比較すると、流山市のごみ減量は十分な効果をあげていない。
その原因は何なのか?
しっかりと分析が必要だろう。私は、分別について、しっかりとした情報提供・説明と周知徹底ができていないからではないかと思っている。
ちなみに、指定ゴミ袋導入時の説明会で、参加者から「食品トレーなどに使用したビニールラップは、『もやすごみ』と『プラスチックゴミ』のどちらに分別するのか?」との質問に、流山市当局は誰も答えられなかった。
その参加者は、きちんとクリーンセンターにも見学に行かれていて、その際「もやすゴミ」に入れてくださいと説明されたそうだ。汚れたビニールラップは、もやすゴミに入れるというのが正解のようだ。
またどう分別するのかの確認が市民任せになっている。だから、分別が進まないのではないだろうか?
「これまでゴミ袋として利用できたビニール袋がゴミ袋として代替できなくなったことは、ゴミをむしろ増量しているのではないか」という指摘も多く聞かれた。
市民が指定ゴミ袋購入の負担をして、その負担に見合った効果が得られているのか?
流山市は、なぜ他の自治体と比べてゴミ削減が進まないのかについて、しっかりと分析をし、対策を講じてほしい。
ゴミ減量を含めたゴミ問題全体について、しっかりと対応策をとる必要がある。


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