国立科学博物館に行ってきた。
息子は「超危険生物展」、私は「かこさとし展」がお目当て。
かこさとし(加古里子)さんをご存知だろうか?お子さんのために読んだよ!という方もいらっしゃるだろう。読み聞かせをするにはかなり骨を折る!かがく絵本、その作者だ。
生涯に600冊を超えるかがく絵本を出版された。どれも科学的な知識に基づいた詳細な絵本。我が家にも、かこさんのデビュー作「だむのおじさん」や「かわ」から、「海」「地球」「人間」など、たくさんの絵本がある。
東京大学在学中に終戦。その後、会社員として働きながら工学博士を取得。会社員時代には、19世紀後半にイギリスで始まったセツルメント運動に共感し、工場が乱立する川崎でセツルメント運動に参加していた。
セツルメント運動とは、ネットで調べると「知識人や学生が貧困地域に住み込み、住民と共に、生活しながら教育や福祉支援を行う社会改良運動」とある。学童保育などなかった時代に、父母が工場で働く子どもたちと一緒に、いろいろな活動をしていた。そんな中から、紙芝居や絵本が生まれていった。
かこさとしさんの本は、科学的事実に基づいていて詳細に描かれているので、子どもはもちろんのこと、誰よりも大人が楽しめるかがく絵本だ。そんな大人が楽しめる科学を「子どもにはわからない」ではなく、子どもたちにこそ「本物を」と子どもたちと共有しようとしたのがかこさとしさんの仕事だったと思う。
かこさとしさんの本をまだ読んでいない方は、流山市の図書館にも収蔵されているので、ぜひ読んでいただきたい!!!
私が最初にかこさとしさんの本に出会ったのは、仕事をしながら、まだ小さかった子どもを育てている頃で、家族で長野に休暇で行った時だった。ホテルのロビーに置かれた本の中に「海」という大型絵本を見つけた。それが、かこさとしさんの本だった。その本、そして「あとがき」を読んで掴まれた!!!驚き、感動した。懐かしい!
今回、日本を代表する国立科学博物館で、生誕100年を記念して「かこさとし展」が開かれている。素晴らしい企画だと思う。
入り口には、かこさとしさんの絵本に出てくる「だるまちゃん」がお出迎え。
本来、人間の持つ「生きよう」という意気込み、興味、好奇心を喚起すれば、あとは子どもたちが自分の力でぐいぐい開拓していく。それが真っ当な科学教育なり、科学絵本のいく道だろうと思うんです。ーかこさとし
という言葉が。グッとくる。
展示では、まず、かこさとしさんの仕事部屋が再現されている。そして、代表作の絵本の「原画」が展示され、この原画が、このような絵本になると、対比して置かれている。これまた感動!!!
私は、川崎市市民ミュージアムだったかで開催された「かこさとし展」にも出かけたけれど、原画はなかったような。今回、原画が展示されていて、「こんなふうに描かれていたんだ!」「この絵がこのページになるんだ!」と、感動新ただった。
国立科学博物館は、あらゆるものがあるので!、絵本にまつわる化石なども置いてあった。科学者たちのコメントもあって、コラボレーションもバッチリ。
かこさとしさんの世界を堪能し、その業績を振り返ることができる展覧会。ぜひ、皆さんも楽しんでいただきたい!
私も、少し大人になった息子と共に、かこさとしさんの絵本をもう一度じっくりと読んでみたいと思う。
かこさとしの科学絵本
2026年3月24日〜6月14日(休館日は要チェック)
9:00〜17:00 国立科学博物館にて。
常設展示入館料のみで見ることができる。
大人・大学生630円
常設展はもちろんのこと、特別展「超危険生物展」も面白い!
こちらもぜひ!


コメント