17日に開催された「流山市議会教育福祉委員会」についてご報告したい。多くの方が、傍聴し、中継視聴していただいたようだ。
ありがとうございます!
流山市が提出した議案37号「流山市幼児教育センター及び附属幼稚園の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、教育福祉委員会において「不採択」された。
不採択の瞬間、傍聴席から自然と拍手が湧いた。この議案の問題点を理解してもらえたのは、附属幼稚園の保護者たちが、この園の良さや必要性を議員らに一生懸命働きかけたからだ。本当にお疲れ様でした!!!傍聴していた方から「これからだ!」という声が出た。その通り。
●17日の審議の様子
審議は、非常に長時間。午前10時20分ごろには議案審議が始まったが、昼に審議が止まり13:15に再開。その後も断続的に休憩が入り、市長の出席を求めたりするなど、すべての審議が終わったのは、17時を過ぎていたのではないか。いや〜長かった。皆さん、お疲れ様でした。
教育福祉委員はもちろんだが、それ以外の議員も審議を傍聴していた。多くの議員に関心をもってもらっているようだ。市議会議員の皆さんには、今日の審議を聞いてもらった上で、6月24日(水)13時からの流山市議会本会議で討議される予定だ。議員の皆さんがどう判断するか。しっかり見守りたい。
●流山市は廃園を回避するための努力をしてこなかったことが明らかに
「廃園方針を出して以降、流山市はどのような取り組みをしたのか?」何人もの議員から繰り返し出された質問。流山市からの回答は、この2つのみ。
・HPの改善
・広報ながれやまでの公私同時募集告知:これまで私立募集の1ヶ月後に実施していた附属幼稚園の園児募集を同時にするようにした。
繰り返すが、この同時募集にしても、江戸川台小学校での説明会で、私が「(このような募集の仕方は)Fairではない!」と指摘し、「では来年度は募集を同時にします」と回答して実施しただけで、流山市側の自主的な動きでも何でもない。
今回の答弁で明らかになったのは、流山市が「附属幼稚園を継続するために、できることをすべてやったけれど入園児数が増えなかった」のではなく、「入園児数増加のために、流山市は、ほとんど何も努力してこなかった」ことが明らかになった。
当ブログで、以前にご紹介した保護者を中心に実施したマルシェ。もしかしたら、確かに行き違いだったのかもしれないが、市立幼稚園の案件なのに「後援」せず、保護者がチラシ等を持参した際の市の対応が「協力的ではなかった」ことは明らかだろう。そのことを指摘されたのだ。
気になる点を以下2点指摘したい。多分、流山市側が議員からの指摘を理解できていないのではないか?と思われる節がある点だ。
●附属幼稚園入園希望の保護者にしつこく私立幼稚園を勧めたと指摘されたことについて
植田議員が、流山市が「附属幼稚園を希望しているのに、私立幼稚園をしつこく勧められた」という保護者がいたことを指摘した。
南部長は「(勧めたわけではなく)閉園になることをきちんと理解してもらうことが必要だった」旨を発言していた。
ここに双方の意識の食い違いがある。
もちろん今後閉園になることについては、保護者に説明をする必要がある。しかし、植田議員としては、閉園を理解した上でも保護者が附属幼稚園を希望するなら、附属幼稚園に入園してもらえばいいはず。そうすれば入園児数も増加する。なのに、なぜしつこく私立幼稚園を勧めなければならないのか?それは「附属幼稚園の入園者が少なかった」と指摘して附属幼稚園を廃園したい流山市が、入園児数を増やしたくないためではないか?と指摘しているのだ。この辺りの議員の質問の真意を流山市側が理解していないのではないか。
●えびはら委員長が、なぜ教育福祉委員長・副委員長に、議案の事前の報告がなかったのか?と指摘したのか
流山市は、この議案を上程するにあたって、もちろん正副議長には、議案説明をしている。しかし、おだぎり議員が本会議で指摘したように、他の委員会では、実際に審議する委員会の正・副委員長にも丁寧な議案説明があるのに、今回はなされなかった。
この点をえびはら委員長が指摘をした際、吉田教育長は「対応が十分ではなかった」と言ってみたり、「タイミングの問題だった」と言ってみたり。また、この問題を指摘するえびはら委員長に、質疑を切り上げるよう指摘する傍聴議員(委員ではない議員)もいたようだ。
しかし、委員長が指摘することは、私は重要だと思っている。単に、委員長が事前説明がなかったことをエラソーに文句を言っているのではない。
流山市側は、今回、多分この議案に反対する意思があることが予想される正・副委員長に、事前に話すことを意図的に避けたのではないか?違いますか?
議会は、議長や委員長になると、このように早く議案内容等の議会運営上の情報が入ってくる。しかし、今回、正・副委員長に事前に情報を回さなかったのは、委員長らから、この議案に反対する保護者など附属幼稚園関係者に議案情報が伝わり、今回のように、議員らに働きかけたり、陳情を出されたりといった活動をさせたくなかったからではないか?反対する人たちを封じこめたかったのではないか?流山市は、多くの人が「知らない間に」「気づかないうちに」、さっさと議案成立させたかったのではないか?これは完全に私の見立てだ。
というのも、附属幼稚園廃園問題は、当ブログで説明したとおり、市議会で陳情が2回「採択」されている。にもかかわらず、今回、市議会が開会する前に、全議員に向けて議案等の説明をする全員協議会(正式名ではないかもしれません)で、この議案について説明していない!というのだ。
これは、吉田教育長が答弁するような「タイミング」の問題ではない。明らかに、廃園に反対する議員や市民(特に保護者らの附属幼稚園関係者)が気づかないうちに、議案を通そうとする姿勢だろう。
こういう非民主的なやり方を絶対に受け入れてはいけない。
それを指摘するえびはら委員長の指摘を切り上げさせようとする傍聴議員は、それが「わかってない」。議案内容が、今度は、自分が反対する議案で、同じようなやり方をされて受け入れられるのか?だから、
議会運営は、民主的かつ公正でなければならない!
●上田が傍聴した印象
まだ指摘したいことがあるので、これは次のブログに。
最後に、傍聴した印象をお伝えしたい。
それは「こういう仕事、市職員はきついだろうな〜」ということだ。
附属幼稚園廃園の問題は、上からの「廃園ありき」の指示で市職員が動いているのではないか。自分たちの中に納得感があるのか?それがないから、答弁内容が薄いのだと思う。
傍聴していて、こういう働き方は、市職員が可哀想だと思った。
事実の積み重ね、地域とのしっかりとした議論、市の誠実な取り組み。
そういったことをベースにした議案の起案理由がしっかりしていない。単に「上からの廃園ありきでやれ!」というような仕事だから、説得力がない。こういう仕事をさせられる職員は苦しいだろうし、きついだろうなと思う。飛地山問題でも感じたことだ。
仕事なのだから、好き嫌いではない。とはいえ、人は、公務員だろうと民間だろうと、ある程度、客観的に自分の中に納得できる論理が落とし込めないとキツイ。メンタルをやられるのではないか。
公務員の仕事、私は、大切な仕事であり、なくてはならない、やりがいのある仕事だと思う。多くの市民の生活に直結する。だからこそ、仕事に公正さが求められるのだと思う。
市長たちは、この問題、まず市職員を本当に納得させられているのか?
庁内で、しっかりした議論ができているのか?
私なら、こういう仕事の進め方はしないなと思った。


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