昨日は、家族で山梨県立博物館に行ってきた。ブログを読んでくださっている方は「また!?」とお思いでしょう(笑)。まず、その時の話をご報告したいと思っていたが、それは後日。急遽変更!
なぜ?(笑)
実は、山梨県立博物館のミュージアムショップで、数冊のブックレットを見つけた。その中に、山梨平和ミュージアム・石橋湛山記念館とあるブックレットの一冊に「石橋湛山の生涯と思想」とあった。なぜ、山梨で石橋湛山!?
連れ合いに話すと、「山梨に『石橋湛山記念館』があるよ。」と。なぜ、それを早く言わぬ!
今回の山梨旅の目的である山梨県立博物館の展示をじっくり見た後、その「石橋湛山記念館」へGO!この石橋湛山記念館は、館長の浅川保館長が私財を投じ、寄付を募って建てられた「山梨平和ミュージアム」に併設されていた。浅川氏は、長年高校の教師を務めた方だそう。全てを見終わったところで、その浅川館長が帰館。改めて、説明を聞いたが、さすが先生、見事にわかりやすかった。説明が聞けて本当に良かった!非常に深まった!ここで山梨県内で出てきた実物の焼夷弾をみることもできた。今でいう、クラスター爆弾のような仕掛けなのだ。
このミュージアム、NHKのラジオ深夜便で紹介されたこともあり、その後、入館者が凄かったそうだ。展示してあった記事には、数年前、自民党の岩屋氏や立憲民主党の阿部ともこ議員らが超党派で視察に来られた際の様子を伝えていた。いいことだ。ご興味のある方、ぜひ見学に行かれてはどうだろうか。
さて石橋湛山というと、選挙区は静岡県・・・だったはず。そして東京都出身のはず。なぜ山梨?と思っていたら、受付の女性が、確かにそうなのだが、幼少期から早稲田大学に進学するまでの時期、1歳から18歳までを山梨県甲府市で過ごしたのだと教えてくださった。人格の土台が、山梨の甲府でつくられたといっても過言ではない。全く知らなかった。実は、山梨の方にも知られていないとのことだった。
なぜ、今日急遽、この話をお伝えするかと言えば、今朝の朝日新聞朝刊の「折々のことば」、まさかの石橋湛山の言葉だったからだ。って、それだけ〜!?って感じもするが(笑)、引用された言葉が、まさにこの記念館に展示してあったので、その前後文をお伝えしたい。
石橋湛山「日本国防論」より。
重ねていうが、わが国の独立と安全を守るために、軍備の拡張という国力を消耗するような考えでいったら、国防を全うすることができないばかりでなく、国を滅ぼす。したがって、そういう考えをもった政治家に政治を託するわけにはいかない。政治家の諸君にのぞみたいのは、おのれ一身の利益より先に、党の利益を考えてもらいたい。党のことより、国家国民の利益を優先して考えてもらいたいということである。
人間だれでも、私利心をもっている。私はもっていないといったらウソになる。しかし、政治家の私利心が第一に追求すべきものは、財産や私生活の楽しみではない。国民の間にわき上がる信頼であり、名声である。これこそ、政治家の私利心が、何はさておき追求すべき目標でなければならぬ。そうでないなら、政治家をやめてほかの職業にかわるがいい。もしも政治家諸君がこのような心がまえをもってくれたら、国民の政治に対する不信感は払拭され、愛国心もおのずからわき上がる。言論機関は、このような政治家を声援し、育成する努力を払ってもらいたい。
「折々のことば」に紹介されたのは、このうちの一部である。
皆さんは、どう感じられただろうか?
小日本主義で注目されている石橋湛山。
2021年には、私が信頼する保坂正康氏の「石橋湛山の65日」によって、その言葉、その政策、その洞察の深さが注目されている。
その石橋湛山の現実的洞察は、まさに「今日(こんにち)のことば」として私たちの問いかけてくるものがあるのではないだろうか。
しっかりと受け止め、考えたい。


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